专利摘要:

公开号:WO1991015277A1
申请号:PCT/JP1991/000437
申请日:1991-04-01
公开日:1991-10-17
发明作者:Masao Yamada
申请人:Tamapack Co., Ltd.;
IPC主号:A63B71-00
专利说明:
[0001] 明 細 発 明 の 名 称
[0002] 二 ゴ ル フ 競 技 場 技 術 分 野
[0003] 本発明は、 ミニゴルフ競技場に関し、 特に詳し く は公式のゴルフ場より狭い場所で、 公式のゴルフ競 技と同様のプレーをすることができる ミニゴルフ競
[0004] 10 技場に関する。 背 景 技 術
[0005] 従来の通常規模の正規の広さを有するゴルフ場に あっては、 1 8 コースのもの及び 2 7 コースのもの 15 が主流であるが、 例えばハーフラウ ン ドの 9 コース を構成する各コースの組み合わせは、 そのプレー時 間が約 1 0 8分で終了する程度に、 適宜構成されて いるのみで、 ロ ングコース、 ミ ドルコース及びショ 一トコースの組み合わせ方には特に考慮が払われて 20 いなかった。 このため、 従来の 9 コースのゴルフ場■ では、 9 ホール分のプレーしか楽しむことができな かった。 そして先頭の組 (第 1組) が第 1 コースで プレーを開始したときには、 第 2 コースから第 9 コ —スには誰もプレーしている人がおらず、 第 1組が 25 第 9 コースに到着するまでの間は空きのコースが多 数存在し、 また最終組がプレーを開始してからプレ 一を終了するまでの間においても同様に空きのコー スが多数存在することになり、 甚だ不経済であり、 経営効率が悪いという欠点があった。 またこの不経 済性が原因となって、 1 8ホール分のプレーを楽し むには必ず 1 8 コースが必要となり、 この標準的な 広さは約 5 9 4 , 0 0 0 mの面積を必要とする。 こ のためゴルフ場の建設には膨大な費用がかかり、 ゴ ルフ場が不足し、 高料金となったりプレーした く て も空きがなくてプレーできない等の種々の問題が生 じており、 健全なスポーツとしてのゴルフを大衆化 することができなかった。 また最近では、 この広大 な面積の天然芝に、 人体に有害な多量の農薬を散布 し、 ゴルフ場そのものの汚染と河川や地下水の汚染 が拡がり、 大きな社会問題となっている。 これはゴ ルフ場が余り広いために天然芝を病虫害から守るに は農薬を使用する以外に方法がなかったこ とによる ものと考えられる。 発 明 の 開 示
[0006] 本発明の目的は、 公式のゴルフ場より狭い場所で 公式のゴルフ競技と同様にプレーすることができる ミ二ゴルフ競技場を提供するこ とである。
[0007] 本発明の他の目的は、 公式のゴルフ競技場より も 少ない数のゴルフコースを用いて、 公式のゴルフ競 技を行う こ とができる ミ 二ゴルフ競技場を提供する
[0008] (_ と ¾)る
[0009] さ らに本発明の他の目的は、 ゴルフコ ースの構築 を容易にし、 簡単に設置するこ とができる ミ ニゴル フ競技場を提供する こ とである。
[0010] また、 本発明の他の目的は、 飛距離の短いゴルフ ボールを用いて、 公式のゴルフ場より狭い場所で公 式のゴルフ競技場と同様のプレーをするこ とができ る ミ二ゴルフ競技場を提供する こ とである。
[0011] 本発明によれば、 上記目的は、 複数のティ ーグラ ゥ ン ドとそれに対応した複数のホールを有するパ ッ ティ ングダリ一ンを具備する複数のゴルフコース、 該ゴルフコースは、 ロ ングコース、 ミ ドルコース及 びシ ョ ー ト コースを舍み、 それぞれのゴルフ コース は、 アウ ト コース、 イ ンコ ース も し く はセ ンターコ ースとして複数回使用され、 かつ各ゴルフコースの 各基準打数欄に対応したスコア記入欄を有し、 該ス コア記入欄は各コースをアウ トコース、 イ ンコ ース も し く はセ ンターコースと して使用する場合に対応 して複数組設けられているス コ アカー ドを用いて競 技を行う こ とを特徴とする ミ ニゴルフ競技場により 達成するこ とができる。
[0012] 本発明の他の目的は、 添付図面を参照した下記の 記載により明らかとなる。 図 面 の 簡 単 な 説 明
[0013] 第 1図は、 9つのゴルフコースを有する本発明の ミ二ゴルフ競技場の平面図である。
[0014] 第 2図は、 第 1図のゴルフコースを使用する ゴル フ競技の所要時間を示す説明図である。
[0015] 第 3図は、 6つのゴルフコースを有する本発明の ミ二ゴルフ競技場の平面図である。
[0016] 第 4図は、 第 3図に示すゴルフコースを使用する ゴルフ競技の所要時間を表わす説明図である。
[0017] 第 5図は、 正規のゴルフボールを使用する場合と、 飛距離が正規のものの 2分の 1 のゴルフボールを使 用する場合のゴルフコースの大きさの相違を示す説 明図である。
[0018] 第 6図は、 3つのゴルフコースを有する本発明の ミ二ゴルフ競技場の平面図である。
[0019] 第 7図は、 第 6図に示すゴルフコースを使用する 場合のゴルフ競技の所要時閭を示す説明図である。
[0020] 第 8図は、 4つのゴルフコースを有する本発明の ミ二ゴルフ競技場の平面図である。
[0021] 第 9図は、 第 8図に示すゴルフコースを使用する ゴルフ競技の所要時間を表わす説明図である。
[0022] 第 1 0図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場のパッテ ィ ンググリ一ン使用される人工芝の分解斜視図であ る。
[0023] 第 1 1図は、 パッティ ンググリーンの断面図であ る
[0024] 第 1 2図は、 ノ、'ッティ ンググリー ンの平面図であ る。
[0025] 第 1 3図は、 パッティ ンググリ一ンの他の実施例 の平面図である。
[0026] 第 1 4図は、 ホールの断面図である。
[0027] 第 1 5図は、 天蓋部の断面図である。
[0028] 第 1 6図は、 ノ、'ッティ ンググリーン内のホールの 位置を示す平面図である。
[0029] 第 1 7図は、 他のバッティ ンググリーン内のホー ルの位置を示す平面図である。
[0030] 第 1 8図は、 第 1 0図に示す人工芝を構成する復 元性部材の縦断面図である。
[0031] 第 1 9図は、 第 1 8図に示す復元性部材に、 厚さ 方向の外力を加えた状態を示す縦断面図である。 第 2 0図は、 本発明のミニゴルフ競技場のパッテ ィ ンググリ一ンにおけるゴルフボールのバウ ン ド状 態を示す縦断面図である。
[0032] 第 2 1図は、 従来の人工芝を用いたグリーンにお ける ゴルフボールのバウ ン ド状態を示す縦断面図で ある。
[0033] 第 2 2図は、 パッティ ンググリ一ンの他の実施例 を示す分解斜視図である。
[0034] 第 2 3図は、 第 2 2図のパ ッ テ ィ ンググリー ンの 縦断面図である。 第 2 4図は、 第 2 2図に示すパ ッ テ ィ ンググリ一 ンの平面図である。
[0035] 第 2 5図は、 他のパッティ ンググリーンの実施例 を示す平面図である。
[0036] 第 2 6図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場のハザ一 ドの実施例を示す一部切欠斜視図である。
[0037] 第 2 7図は、 第 2 6図のハザードの縦断面図であ る。
[0038] 第 2 8図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場に好適に 使用される運動場の構成を示す斜視図である。
[0039] 第 2 9図は、 第 2 8図の運動場の表層部分を示す 概略断面図である。
[0040] 第 3 0図は、 第 2 8図の運動場の下地を示す斜視 図である。
[0041] 第 3 1図は、 運動場の他の実施例を示す表層部分 の概略断面図である。
[0042] 第 3 2図は、 第 3 1図に示す運動場の表層部分の 拡大断面図である。
[0043] 第 3 3図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場のパッテ ィ ンググリーンに好適に使用される 0 Kゾーンブラ グの縦断面図である。
[0044] 第 3 4図は、 第 3 3図に示す O Kゾーンプラグの 使用状態を示す平面図である。
[0045] 第 3 5図は、 上記 0 Kゾーンプラグの分解縦断面 図である。 第 3 6図は、 上記 0 Kゾーンプラグの代わりに使 用される蓋プラグの縦断面図である。
[0046] 第 3 7図は、 第 3 6図に示す蓋プラグの使用状態 を示す平面図である。
[0047] 第 3 8図は、 上記蓋プラグの分解縦断面図である < 第 3 9図は、 上記蓋プラグの手かけ部材の使用状 態を示す斜視図である。
[0048] 第 4 0図は、 上記 0 Kゾーンプラグと蓋プラグの 使用状態を示すパッティ ンググリーンの斜視図であ る。
[0049] 第 4 1図は、 バッティ ンググリーンの他の実施例 を示す概略斜視図である。
[0050] 第 4 2図は、 第 4 1図に示すパッティ ンググリー ンの O Kゾーンを示す平面図である。
[0051] 第 4 3図は、 第 4 2図に示す O Kゾーンの縦断面 図である。
[0052] 第 4 4図は、 第 4 1図に示すパッティ ングダリー ンの中で、 未使用状態のホールを示す縦断面図であ る。
[0053] 第 4 5図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場で好適に 使用されるゴルフボールの斜視図である。
[0054] 第 4 6図は、 第 4 5図の内部構造を示す部分切欠 斜視図である。
[0055] 第 4 7図は、 第 4 6図の A — A線断面図である。 第 4 8図は、 第 4 6図の B— B線断面図である。 第 4 9図は、 ティーア ツプした状態の縦断面図で ある。
[0056] 第 5 0図は、 第 4 5図に示すゴルフボールをフル ショ ッ ト した場合の飛距離を公式のゴルフボールと 比較して示す説明図である。
[0057] 第 5 1図は、 バッティ ング状態を示す説明図であ る。
[0058] 第 5 2図は、 他のゴルフボールの部分切欠斜視図 である。
[0059] 第 5 3図は、 他のゴルフボールの部分切欠斜視図 である。
[0060] 第 5 4図は、 第 5 3図に示すゴルフボールの断面 図である。
[0061] 第 5 5図は、 水の中に落ちたゴルフボールが水に 浮く状態を示す説明図である。
[0062] 第 5 6図は、 フルシ ョ ッ ト した場合のゴルフクラ ブとゴルフボールの関係を示す縦断面図である。 第 5 7図は、 ノ、'ッティ ングした場合のゴルフク ラ ブとゴルフボールの関係を示す縦断面図である。 第 5 8図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 5 9図は、 第 5 8図のゴルフボールの断面図で ある。
[0063] 第 6 0図は、 第 5 8図のゴルフボールの部分切欠 斜視図である。
[0064] 第 6 1図は、 本発明のゴルフボールの概略斜視図 である。
[0065] 第 6 2図は、 第 6 1図のゴルフボールのディ ンプ ルの拡大正面図である。
[0066] 第 6 3図は、 第 6 2図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0067] 第 6 4図は、 本発明のゴルフボールの他の実施例 の概略斜視図である。
[0068] 第 6 5図は、 第 6 4図のゴルフボールのディ ンプ ルの拡大正面図である。
[0069] 第 6 6図は、 第 6 5図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0070] 第 6 7図は、 他のディ ンプルの拡大正面図である, 第 6 8図は、 第 6 7図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0071] 第 6 9図は、 本発明のゴルフボールの他の実施例 の概略斜視図である。
[0072] 第 7 0図は、 第 6 9図のゴルフボールのディ ンプ ルの拡大正面図である。
[0073] 第 7 1図は、 第 7 0図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0074] 第 7 2図は、 本発明のゴルフボールの他の実施例 の概略斜視図である。
[0075] 第 7 3図は、 第 7 2図のゴルフボールのディ ンプ ルの拡大正面図である。
[0076] 第 7 4図は、 第 7 3図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0077] 第 7 5図は、 本発明のゴルフボールの他の実施例 の概略斜視図である。
[0078] 第 7 6図は、 第 7 5図のゴルフボールの拡大正面 図である。
[0079] 第 7 7図は、 第 7 6図のディ ンプルの斜視図であ る。
[0080] 第 7 8図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 7 9図は、 第 7 8図のゴルフボールの背面図で ある。
[0081] 第 8 0図は、 第 7 8図のゴルフボールの平面図で ある。
[0082] 第 8 1図は、 第 7 8図のゴルフボールの底面図で ある。
[0083] 第 8 2図は、 第 7 8図のゴルフボールの左側面図 である。
[0084] 第 8 3図は、 第 7 8図のゴルフボールの右側面図 である。
[0085] 第 8 4図は、 第 7 8図の A— A線断面図である。 第 8 5図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 8 6図は、 第 8 5図のゴルフボールの背面図で ある。
[0086] 第 8 7図は、 第 8 5図のゴルフボールの平面図で ある。
[0087] 第 8 8図は、 第 8 5図のゴルフボールの底面図で ある。
[0088] 第 8 9図は、 第 8 5図のゴルフボールの左側面図 である。
[0089] 第 9 0図は、 第 8 5図のゴルフボールの右側面図 である。
[0090] 第 9 1図は、 第 8 5図の A— A線断面図である。 第 9 2図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 9 3図は、 第 9 2図のゴルフボールの背面図で ある。
[0091] 第 9 4図は、 第 9 2図のゴルフボールの平面図で 第 9 5図は、 第 9 2図のゴルフボールの底面図で ある。
[0092] 第 9 6図は、 第 9 2図のゴルフボールの左側面図 である。
[0093] 第 9 7図は、 第 9 2図のゴルフボールの右側面図 である。
[0094] 第 9 8図は、 第 9 2図の A— A線断面図である。 第 9 9図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 1 0 0図は、 第 9 9図のゴルフボールの背面図 である。
[0095] 第 1 0 1図は、 第 9 9図のゴルフボールの平面図 である。
[0096] 第 1 0 2図は、 第 9 9図のゴルフボールの底面図 である。 第 1 0 3図は、 第 9 9図のゴルフボールの左側面 図である。
[0097] 第 1 0 4図は、 第 9 9図のゴルフポールの右側面 図である。
[0098] 第 1 0 5図は、 第 9 9図の A— A線断面図である。 第 1 0 6図は、 他のゴルフボールの一部省略平面 図である。
[0099] 第 1 0 7図は、 第 1 0 6図の A _ A線断面図であ る。
[0100] 第 1 0 8図は、 他のゴルフボールの一部省略平面 図である。
[0101] 第 1 0 9図は、 第 1 0 8図の A— A線断面図であ る。
[0102] 第 1 1 0図は、 他のゴルフボールの一部省略平面 図である。
[0103] 第 1 1 1図は、 第 1 1 0図の A— A線断面図であ る。
[0104] 第 1 1 2図は、 他のゴルフボールの一部省略平面 図である。
[0105] 第 1 1 3図は、 第 1 1 2図の A— A線断面図であ る。
[0106] 第 1 1 4図は、 本発明の他のゴルフボールの正面 図である。
[0107] 第 1 1 5図は、 第 1 1 4図のゴルフボールの平面 図である。 第 1 1 6図は、 他のゴルフボールの正面図である 第 1 1 7図は、 第 1 1 6図のゴルフボールの平面 図である。
[0108] 第 1 1 8図は、 他のゴルフボールの正面図である, 第 1 1 9図は、 第 1 1 8図のゴルフボールの平面 図である。
[0109] 第 1 2 0図は、 他のゴルフボールの正面図である < 第 1 2 1図は、 第 1 2 0図のゴルフボールの平面 図である。
[0110] 第 1 2 2図は、 他のゴルフボールの正面図である ¾ 第 1 2 3図は、 第 1 2 2図のゴルフボールの平面 図である。
[0111] 第 1 2 4図は、 他のゴルフボールの正面図である c 第 1 2 5図は、 第 1 2 4図のゴルフボールの平面 図である。
[0112] 第 1 2 6図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 1 2 7図は、 第 1 2 6図のゴルフボールの平面 図である。
[0113] 第 1 2 8図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 1 2 9図は、 第 1 2 8図のゴルフボールの平面 図である。
[0114] 第 1 3 0図は、 他のゴルフボールのの正面図であ る。
[0115] 第 1 3 1図は、 第 1 3 0図のゴルフボールの平面 図である。 第 1 3 2図は、 他のゴルフボールの正面図である。 第 1 3 3図は、 第 1 3 2図のゴルフボールの平面 図である。
[0116] 第 1 3 4図は、 本発明のミ二ゴルフ競技場で使用 するスコ アカー ドの正面図である。
[0117] 第 1 3 5図は、 他のスコアカードの正面図である。 第 1 3 6図は、 さ らに他のスコアカー ドの正面図 である。
[0118] 第 1 3 7図は、 他のスコアカードの正面図である。 第 1 3 8図は、 さらに他のスコアカー ドの正面図 である。
[0119] 第 1 3 9図は、 他のスコアカードの正面図である c 第 1 4 0図は、 さらに他のスコ アカー ドの正面図 である。
[0120] 第 1 4 1図は、 他のスコアカードの正面図である ( 第 1 4 2図は、 さらに他のスコ アカー ドの正面図 である。
[0121] 第 1 4 3図は、 スコアカー ドの打数記入欄の形状 を示す説明図である。
[0122] 第 1 4 4図は、 他の打数記入欄の形状を示す説明 図である。
[0123] 第 1 4 5図は、 さらに他の打数記入欄の形状を示 す説明図である。
[0124] 第 1 4 6図は、 他の打数記入欄の形状を示す説明 図である。 第 1 4 7図は、 さらに他の打数記入欄の形状を示 す説明図である。 発明を実施するための最良の形態
[0125] 第 1図は、 本発明のミニゴルフ場に使用されるゴ ルフコースの実施例が示されている。 図に示すゴル フコースの総数は 9 コースで構成されている。 この 合計 9 コースを、 4 コースからなる第 1 グループと 5 コースからなる第 2 グループとに分割し、 前記第 1 グループを 2つのロ ングコースと 2つの ミ ドノレコ —スとで構成し、 前記第 2 グループを 3つのミ ドル コースと 2 つのショー トコースとで構成し、 前記各 コースには、 イ ンとアウ トの 2つのティーグラウ ン ドとこれらのティーグラウ ン ドに対応したィ ンとァ ゥ トの 2つのホールを有するそれぞれ専用のパッテ イ ンググリーンが設けられている。 図において、 ゴ ルフ場 1 は、 4 コースからなる第 1 グループ G 1 と、 5 コースからなる第 2グループ G 2 とに分割してあ り、 第 1 グループ G 1 は、 2つのロ ングコース、 す なわち第 1 ロ ングコース L 1及び第 2 ロ ングコース L 2 と、 2 つの ミ ドルコース、 すなわち第 1 ミ ドル コース M l及び第 2 ミ ドルコース M 2 とで構成され ている。 そして第 1 ロ ングコース L l、 第 1 ミ ドル コース M l、 第 2 ミ ドルコース M 2、 第 2 ロ ングコ —ス L 2 の順にまわるように構成されている。 また、 正規のゴルフ場の場合、 例えばロ ングコースは長さ 460m乃至 480mでバ一 5、 ミ ドルコースは長さ 3 20m乃至 340mでパ一 4に設定されている。 またゴ ルフボールの飛距離を 2分の 1 に短縮した軟式ゴル フ場の場合、 例えばロングコースは長さ 220αη乃至 240cmでバー 5、 ミ ドルコースは長さ 140m乃至 1 55mでバー 4に設定されている。
[0126] 第 2 グループ G 2 は、 3つのミ ドルコース、 すな わち第 3 ミ ドルコース M 3、 第 4 ミ ドルコース M 4 及び第 5 ミ ドルコース M 5 と、 2つのショ ー トコ一 ス、 すなわち第 1 ショー トコース S 1及び第 2 ショ ー トコース S 2 とで構成されている。 そして第 3 ミ ドルコース M 3、 第 1 ショ ー トコース S 1 , 第 4 ミ ドルコース M 4、 第 2 ショー ト コース S 2、 第 5 ミ ドルコース M 5の順にまわるように構成されている c また、 正規のゴルフ場の場合、 例えばミ ドルコース は上記と同様の長さでパー 4、 ショー トコースは長 さ 130m乃至 140mでパー 3に設定されている。 ま た上記軟式ゴルフ場の場合、 ショー トコースは長さ 75m乃至 85mでパ一 3に設定されている。
[0127] そして各コースには、 ィ ンとァゥ トの 2つのティ —グラウ ン ド T i と T 0 (バック用のティ一グラウ ン ド T i B及び T 0 Bを舍む) と、 これらのティー グラウ ン ドに対応したィ ンとァゥ トの 2つのホール H i と H 0を有するそれぞれ専用のパッティ ンググ リーン P i と P o とが設けられている。
[0128] また各コースには、 フェアウェイ Fをはじめ、 バ ンカー B、 池 W、 ラフ R等が適宜配置され、 更には 樹木 (図示せず) の植え方や地面のア ップダウ ン等 は、 イ ンのティ 一グラウ ン ド T i とアウ トのティ ー グラウ ン ド T 0からそれぞれ眺めた場合に、 同一コ ース内であっても景色や攻略法が相当異なって感じ られる。
[0129] 上記ゴルフコースでプレーする時間を、 第 2図を 参照にして説明すると、 第 1 グループ G 1 の第 1 口 ングコース L 1 はパ一 5 で所要時間が 1 5分、 第 1 ミ ドルコース M 1及び第 2 ミ ドルコース M 2 はそれ ぞれバー 4で所要時間が 1 2分、 第 2 ロ ングコース L 2 はパー 5で所要時間が 1 5分である。
[0130] また第 2 グループ G 2 の第 3 ミ ドルコース M 3 は パー 4で所要時間が 1 2分、 第 1 ショー トコース S 1 はパー 3 で所要時間が 9分、 第 4 ミ ドルコース M 4 はバ一 4 で所要時間が 1 2分、 第 2 ショ ー トコ一 ス S 2 はパー 3で所要時間が 9分、 第 5 ミ ドルコ一 ス M 5 はパ一 4で所要時間が 1 2分である。
[0131] 従って第 1 グループ G 1 の全てのコースをまわる に要する時間は 5 4分であり、 第 2 グループ G 2 の 各コースを全てまわる時間も同じく 5 4分である。 このようにして第 1 グループ G 1 をまわるための所 要時間と、 第 2 グループ G 2をまわるための所要時 間とが同一になる。
[0132] 次に上記ゴルフ場 1 の使用方法について説明する。 まず最初の組は第 1 グループ G 1 の第 1 ロ ングコ一 ス L 1 のァゥ トのティーグラウ ン ド T o の①番から スター トするこ とになり、 これと同時に第 2 グルー プ G 2 の最初の組は第 3 ミ ドルコース M 3 のァゥ ト のティーグラウ ン ド T o の⑩番からスタ一 トするこ とになる。
[0133] そして最初の組は①番のティ ーグラウ ン F T 0 か らプレーを初めてフェアウェイ Fを通り、 アウ トの パッティ ンググリ ーン P 0及びァゥ トのホール H 0 を使用してプレーし、 第 1 ロ ングコース L 1 を終了 して矢印 Aの如く 出て、 第 1 ミ ドルコース M l のァ ゥ トのティ ーグラウ ン ド T o の②番からティ一ショ ッ トを行い、 同様にァゥ トのパッティ ンググリ ーン P 0及びァゥ トのホール H 0を使用してプレーし、 第 1 ミ ドルコース M l のプレーを終了して矢印じの 如く第 2 ミ ドルコース M 2 に進み、 該ミ ドルコース においてはァゥ トのティーグラウ ン ド T 0 の③番か らティ ーショ ッ トを行い、 同様にァゥ ト のノ、'ッティ ンググリ ーン P 0及びホール H 0 を使用して第 2 ミ ドルコース M 2を終了し、 矢印 Dの如く第 2 ロ ング コース L 2 に進む。 第 2 ロ ングコース L 2 において は、 アウ トのティ ーグラウ ン ド T o の④番を使用し て同様にプレーし、 ァゥ トのパッティ ンググリ ーン P o及びホール H oを使用してプレーし、 第 2 ロ ン グコース L 2 のプレーを終了し、 これで第 1 グルー プ G 1 の各コースのプレーが終了する。 このとき最 初の組は第 1 ロングコース L 1 をスター ト としてか ら 5 4分が経過しており、 続いてこの最初の組は第 2 グループ G 2 の第 3 ミ ドルコース M 3 に矢印 Eの 如く進むことになる。
[0134] このように最初の組が第 1 グループ G 1 の第 1 口 ングコース L 1からプレーを始めて第 2 ロ ングコ一 ス L 2 に至までのプレーをしている間に、 第 2ダル —プ G 2 の第 3 ミ ドルコース M 3 のァゥ トのティー グラウ ン ド T o の⑩番からティーショ ッ トを開始し た最初の組は、 第 1 グループ G 1 と同様に第 3 ミ ド ルコースのァゥ トのノヽ'ッティ ンググリ ーン P 0及び アウ トのホール H oを使用して矢印 I の如く第 1 シ ョー トコース S 1 に進み、 これが終了すると矢印 J の如く第 4 ミ ドルコース M 4に進み、 これが終了す る と矢印 Kの如く第 2 ショ ー トコース S 2 に進み、 これが終了すると矢印 Nの如く第 5 ミ ドルコース M 5に進んで同様にプレーが行われ、 第 3 ミ ドルコー ス M 3におけるスター トから 5 4分経過後にこの第 5 ミ ドルコース M 5 のプレーが終了する。 そ してこ の最初の組は矢印 0の如く第 1 グループ G 1 の第 1 ロ ングコース L 1 のィ ンのティーグラウ ン ド T の 番からスター トすることになる。 このときも最初 のスター ト時点から 5 4分経過後である。
[0135] このようにして最初の組は第 1 グループ G 1及び 第 2 グループ G 2のァゥ トのコ一スをまわってプレ —をし、 次いで相互に矢印 E , 0の如く グループを 入れ代わってその後はそれぞれ第 2グループ G 2に おいては、 矢印 P , Q , U , Vの如く イ ンのティ一 グラウ ン ド⑤番, ⑥番、 ⑦番、 ⑧番及び⑨番を使用 して各コースをまわり、 合計 9 コースのプレーを終 了する。 そしてその合計所要時間は 1 0 8分である。
[0136] また第 2グループから矢印 0の如く第 1 グループ G 1 の第 1 ロングコース L 1 に進んだ最初の組は、 矢印 X , Y , Zの如く イ ンの⑮番、 ⑩番、 ⑰番及び ⑱番のティ一グラウン ド T i をそれぞれ使用して各 コースのプレーを終了し、 合計 9 コースのプレーを 終了する。 そしてその合計時間は同じく 1 0 8分で ある。
[0137] 以上のようなまわり方をさせることによって第 1 グループ G 1 の第 1 ロングコース L 1 の①番のティ —グラウン ドからは 6分おきに各組をスター トさせ ることができ、 またこれと同時に第 2 グループ G 2 のァゥ トのティーグラウ ン ド T oの⑩番からも同様 に 6分おきに各組をスター トさせることができる。 従って第 1 グループ G 1 の最初の組が第 2 ロングコ —ス L 2 のプレーを終了した 5 分経過後において は、 例えば第 2 グループ G 2の⑩番のティーグラウ ン ド T oからスター ト した最初から 9組目の組がス ター ト して 6分経過後、 すなわち 5 分経過後にお いては、 第 3 ミ ドルコース Μ 3 の⑤番のティ 一ダラ ゥ ン ド T i からはすでにプレーを開始してよい状態 になっている。 すなわちアウ トの⑩番のティ 一グラ ゥ ン ド T 0からスター ト した最後の 9組目の組はす でに該第 3 ミ ドルコース M 3 のフェアウェイ F上に あり、 第 1 グループ G 1 から矢印 Eの如く 進んでき た最初の組は⑤番のティ一グラウ ン ド T i からティ —ショ ッ トを行う こ とができるのである。
[0138] またこれと同様に最初の組が⑩番のティ ーグラウ ン ド T oからスター ト して 5 4分経過後には該第 2 グループの最初の組は第 1 グループ G 1 の第 1 口 ン グコース L 1 の⑮番のティ 一グラ ウ ン ド T i からテ ィ 一ショ ッ トを開始する こ とができる状態になって いる。 すなわち第 1 グループ G 1 の第 1 ロ ングコー ス L 1 のァゥ 卜の①番のティ 一グラウ ン ドからスタ ー ト した最後の組、 すなわち 9組目はすでに該第 1 ロ ングコース L 1 のフェアウェイ F上にあり、 ⑮番 のティーグラウ ン ド T i からティ 一ショ ッ トを開始 してよい状態になっているのである e
[0139] また、 も し第 1 グループ G 1 又は第 2 グループ G 2 の全てのコースを終了した組がそれぞれ他のダル ープに矢印 Eまたは 0の如く進む場合に、 若干の小 休止を取った場合においては、 各グループから 6分 おきにスター トする組は 1 0組までとすることも可 能である。
[0140] 以上のように第 1 グループ G 1から 6分おきに各 組をスター トさせて少なく とも 9組を同時にプレー させることができ、 同様に第 2グループ G 2からも 6分おきに各組をスター トさせて少な く とも 9組を 同時にプレーさせることができる。 従ってゴルフ場 1全体においては、 3分おきに 1組のスター トをさ せることができる結果となるから、 従来のゴルフ場 に比べて 2倍の営業効率を上げることが可能となる c またプレーする人にとってはァゥ トのティ一ダラ ゥ ン ド T oからティーショ ッ トを行う場合と、 イ ン のティ一グラウ ン ド T i からティ一ショ ッ トを行う 場合とでは相当景色や攻略法が異なって見え、 また ノ、'ッティ ンググリーンもァゥ トのパッティ ンググリ ーン P 0 とィ ンのバッティ ンググリーン P i とを使 い分けるため、 同一のコースでありながら相当異な つた技術を必要とし、 あたかも別のコースを進んで いるような楽しみ方をすることができる。
[0141] また上記の説明は、 従来の正規のゴルフ場のサイ ズを前提にして行ったものであるが、 これはこのよ うな従来規模の大きなゴルフ場に限定されるもので はなく、 距離を短く したゴルフ場においても同様に 用いることができる。
[0142] 以上のよう に、 第 1図に示すゴルフコースを用い る こ とにより、 第 1 グループ及び第 2 グループのコ ースを同時進行的に使用してプレーできる こ ととな り、 コースの空きがプレー開始時及び終了にほとん どな く なり、 従来のゴルフ場に比べて単位時間当た り 2倍の人がプレーできるという効果があり、 また この結果ゴルフ場の営業効率を倍加する こ とが可能 となり、 ゴルフ場の小規模化と料金の引き下げを達 成でき、 ゴルフのよ り一層の大衆化を可能と し得る 効果が得られる。 またイ ンのティ ーグラウ ン ドで開 始したプレーはイ ン専用のバッティ ンググリ ーンと ホールを、 またァゥ トのティーグラウ ン ドで開始し たプレーはァゥ ト専用のパッティ ンググリ ーンとホ ールをそれぞれ使用するようにしたので、 フユァゥ ヱイゃパッティ ンググリ ーン等を見る角度の違いを 利用して、 同じコースを 2回使用しながら、 その都 度別のコースをまわっているような感じが得られる ので、 9 コースで 1 8 ホール分のプレーが楽しめる c 第 3図に示す実施例は、 ゴルフ コースの総数を 6 コースと したゴルフ場 2が示されている。 第 3図に おいて、 合計 6 コースを、 それぞれ 3 コースからな る第 1 グループ G 1 と第 2 グループ G 2 とに分割し てあり、 第 1 グループ G 1 は、 第 1 ロ ングコース L 1 と、 第 1 ミ ドルコース M l と、 第 1 シ ョ ー トコ一 ス S 1 とで構成されている。 そして第 1 シ ョ ー ト コ —ス S 1 、 第 1 ミ ドルコース M l 、 第 1 ロ ングコ ー ス L 1 の順にまわるよう に構成されている。 また、 正規のゴルフ場の場合、 例えばロ ングコースは長さ 460m乃至 480mでパ一 5、 ミ ドルコースは長さ 3 20m乃至 340mでパー 4 に設定され、 ショ ー トコ一 スは長さ 130m乃至 140mでバー 3に設定されてい る。
[0143] 後述するゴルフボールの飛距離を 2分の 1 に短縮 したゴルフボールを用いる場合、 例えばロ ングコー スは長さ 220m乃至 240mでバ一 5、 ミ ドルコース は長さ 140m乃至 155mでバ一 4、 ショー トコース は長さ 75m乃至 85mでパー 3に設定されている。 第 2グループ G 2 は、 第 2 ロ ングコース L 2 と、 第 2 ミ ドルコース M 2 と、 第 2 ショー トコース S 2 とで構成されていて、 第 2 ミ ドルコース M 2、 第 2 ショ ー トコース S 2、 第 2 ロ ングコース L 2の順に まわるように構成されている。 コースの長さは第 1 グループ G 1 と同じである。
[0144] そして各コースには、 3つのティ 一グラウ ン ド、 すなわち第 1 ティ一グラウ ン ド T l、 第 2 ティ ーグ ラ ウ ン ド Τ 2及び第 3ティ 一グラウ ン ド Τ 3 と、 こ れらのティ一グラウ ン ドに対応した第 1 ホール Η 1 第 2 ホール Η 2及び第 3 ホール Η 3を有するそれぞ れ専用の第 1パッティ ンググリ ーン Ρ 1 , 第 2ノ、'ッ ティ ンググリ ーン Ρ 2及び第 3バッティ ンググリ ー ン Ρ 3が設けられている。 また各コースにはフェアウェイ Fをはじめ、 ノ ン カー B、 池 W、 ラ フ R等が適宜配置され、 更に樹木 (図示せず) の植え方や地面のア ップダウ ン等は、 第 1 ティーグラウ ン ド T 1 と第 2 ティ ーグラ ウ ン ド T 2 と第 3 ティ 一グラウ ン ド T 3 とからそれぞれ眺 めた場合に、 同一コース内であっても景色や攻略法 が相当異なって感じられるように工夫されている。 第 1 グループ G 1及び第 2 グループ G 2 における 各コースの所要時間について従来の正規のゴルフ場 を前提にして説明する と、 ロ ングコースはパー 5 で 所要時間が 1 5分、 ミ ドルコースはパー 4 で所要時 間 1 2分、 ショー トコースはパー 3 で所要時間が 9 分である。
[0145] 従って第 1 グループ G 1 の全てのコースをまわる 時間は、 これらを合計した 3 6分であり、 第 2 グル ープ G 2 にっていも同様に、 全てのコースをまわる 時間は 3 6分である。 このよう に、 第 1 グループ G 1 をまわるための所要時間と、 第 2 グループ G 2 を まわるための所要時間とは同一である (第 4図) 。 上記ゴルフ場 2 の使用方法について説明する。 ま ず最初の組は第 1 グループ G 1 の第 1 ショ ー ト コ一 ス S 1 の第 1 ティ ーグラウ ン ド T 1 の①番からスタ ー トする こ とになり、 これと同様に第 2 グループ G 2 の最初の組は第 2 ミ ドルコース M 2 の第 2 ティ ー グラウ ン ド T 2 の④番からスター トする こ とになる。 そして最初の組は①番のティーグラウン ド T 1か らプレーを初めて、 フェアウェイ F、 第 1 ノ、'ッティ ンググリーン P 1、 及び第 1 ホール H 1 を使用して プレーし、 第 1 ショー トコース S 1 を終了して矢印 Aの如く出る。 その後、 第 1 ミ ドルコース M lへ進 んで、 該第 1 ミ ドルコース M lを終了して矢印 A 1 の如く進んで第 1 ロングコース L 1 を終了し、 第 1 グループ G 1 の各コースのプレーが終了する。 この とき最初の組は第 1 ショー トコース S 1 をスター ト してから 3 6分経過しており、 続いてこの最初の組 は第 2グループ G 2の第 2 ミ ドルコース M 2に矢印 Cの如く進むことになる。
[0146] このように最初の組が第 1 グループ G 1 の第 1 シ ョー トコース S 1 らプレ一を始めて第 1 ロ ングコー ス L 1 に至までのブレーをしている間に、 第 2ダル —プ G 2 の最初の組は、 第 2 ミ ドルコース M 2、 第 2 ショー トコース S 2、 第 2 ロ ングコース L 2へと 矢印 D、 矢印 Eの方向へ進んで同様にプレーが行わ れ、 第 2 ミ ドルコース M 2におけるスター トから 3 6分経過後にこの第 2 ロングコース L 2 のプレーが 終了する。 そしてこの最初の組は矢印 Gの如く第 1 グループ G 1 の第 1 ショー トコース S 1 の第 3 ティ 一グラウ ン ド T 3 の⑦番からスター トするこ とにな る。 このときも最初のスター ト時点から 3 6分経過 後である。 このようにして最初の組は第 1 グループ G 1及び 第 2 グループ G 2のコースをまわってプレーをし、 対で相互に矢印 C , Gの如く グループを入れ代わつ てその後はそれぞれ第 2グループ G 2 においては、 矢印 D , Eの如く第 2 ティーグラウ ン ド④番、 ⑤番、 ⑥番を使用して各コースをまわり、 また第 1 グルー プ G 1 においても同様に、 矢印 I , Jの如く第 3 テ ィ一グラウ ン ド⑦番、 ⑧番、 ⑨番を使用して各コー スをまわる。 そして再び第 1 グループ G 1 と第 2 グ ループ G 2を矢印 K , Gの如く入れ代わり、 第 1 グ ループ G 1 においては、 第 3ティーグラウ ン ド⑦番、 ⑧番、 ⑨番を使用して矢印 I , Jの如く各コースを 回り、 また第 2グループ G 2においては、 第 3 ティ 一グラウ ン ド⑩番、 ⑪番、 ⑫番を使用して矢印 N , 0の如く各コースをまわる。 このプレーが終了した 後に、 さ らに第 1 グループ G 1 と第 2 グループ G 2 を矢印 K , Qの如く入れ代わり、 第 1 グループ G 1 においては第 2ティ一グラウ ン ド⑮番、 ⑭番、 ⑩番 を使用して矢印 U , Vの如く各コースをまわり、 第 2グループ G 2においては第 3ティ一グラウ ン ド⑩ 番、 ⑪番、 ⑫番を使用して矢印 N , 0の如く各コー スをまわる。 このプレーが終了した後には、 更に第 1 グループ G 1 と第 2 グループ G 2 とを矢印 Q , Q . の如く入れ代わって、 第 1 グループ G 1 においては 第 2ティーグラウ ン ド⑩番、 ⑭番、 ⑮番を使用して 各コースを矢印 U , Vの如く まわり、 第 2 グループ G 2 においても第 1 ティ一グラウ ン ド⑩番、 ®番、 ⑱番を使用して各コースを矢印 X , Yの如く まわり、 このブレーが終了した後、 再び第 1 グループ G 1 と 第 2 グループ G 2 とを矢印 W , Zの如く入れ代わつ て、 第 1 グループ G 1 においては第 1 ティーグラウ ン ド①番、 ②番、 ③番を使用して各コースを矢印 A , A 1 の如く まわり、 第 2 グループ G 2 においては第 1 ティ一グラウ ンド⑩番、 ⑰番、 ⑱番を使用して各 コースを矢印 X , Yの如く まわり、 これで全てのプ レーが終了する。
[0147] このようにして、 6 コースをそれぞれ 3画ずつ使 用する こ とにより、 実質的に 1 8 ホール分のプレー を行う ことができ、 合計所要時間は第 1 グループ G 1 でプレーを開始した組も第 2 グループ G 2でプレ 一を開始した組も同じ く それぞれ 1 4 4分である。
[0148] 以上のようなまわり方をさせることによって第 1 グループ G 1からも、 第 2グループ G 2からも同時 に 6分おきに各組をスター トさせることができる。 従って第 1 グループ G 1 の最初の組が第 1 ロ ングコ ース L 1 のプレーを終了した 3 6分経過後において は、 第 2 ミ ドルコース M 2の④番のティーグラウ ン ド T 2からはすでにプレーをスター ト してよい状態 になっている。 このように、 第 3図のゴルフ場にお いては、 少なく とも 6組を同時にプレーさせること ができる。 従ってゴルフ場 1 全体においては、 3分 おきに 1 組のスター トをさせる こ とができる結果と なるから、 従来のゴルフ場に比べて 2倍の営業効率 をあげるこ とが可能となる。
[0149] また、 コースを変えるごとにティ ーグラウ ン ドと ノ ッ テ ィ ンググリ ーンを使い分けるため、 同一のコ —スでありながら相当異なった技術を必要とし、 あ たかも別のコースを進んでいるよう に楽しめる。 それに加え、 1 8 ホール分のプレーを 6 コースで 行う こ とができるので、 土地の利用効率を 3倍に高 めることが可能である。
[0150] また上記の説明は、 従来の正規のゴルフ場のサイ ズを前提にして行ったものである力 、 これはこのよ う な従来規模の大きなゴルフ場に限定されるもので はない。
[0151] また、 後述するよう に、 ゴルフボール自体を従来 の飛距離の 2分の 1 に抑えたゴルフボールを使用す る場合には、 コースの長さはボールの飛距離と比例 して 2分の 1 でよ く 、 またコースの幅員も正規のゴ ルフ場の 3分の 2 で足り る こ とになる。 すなわち、 第 5図に示すよう に正規のゴルフボールの飛距離を a とする と、 正規のゴルフ場のコースの長さ i も a以上必要であり、 かつ正規のゴルフ場のコースの 幅員 も同様に a以上必要であるが、 飛距離を 2 分の 1 にしたゴルフボールを使用する場合のコース の長さ £ 2 は aノ 2以上で足り、 かつ幅員 W 2 は多 少の余裕をもたせても 2 / 3 a以上であれば十分で の とになる。
[0152] このように、 飛距離の短いゴルフボールを使用す る場合のコースの面積は、 正規のゴルフ場のコース に対して長さが 1 / 2に、 幅員 W 2 が 2 / 3 になる ので、 正規のゴルフ場のコースの面積の 3分の 1で 足りることになる。 以上のように 1 8 コースを備え た正規のゴルフ場に比べ、 第 3図に示すゴルフ場 2 はコースの数が 3分の 1 の 6 コースであるから、 正 規のゴルフ場にしても全体の面積は 3分の 1で足り、 また飛距離を短く したゴルフボールを使用するゴル フ場とした場合は 9分の 1で足りることになる。 標 準的な広さのゴルフ場は約 594 ΟΟΟ πϊであるから、 第 3図に示すゴルフ場 1 の場合、 正規のゴルフ場と した場合でも約 198 , 000 m (もし く は約 66 , 000 rf ) の土地があればゴルフ場を建設することができる。 上記実施例は、 少ないゴルフコースで 1 8 ホール 分のプレーを楽しめるようにした実施例であるが、 3つのゴルフコースで 9 ホール分のブレーを楽しむ こともできる。 第 6図にはそのような実施例が示さ れている。
[0153] 図において、 ゴルフ場 3 は、 ロ ングコース L と、 ミ ドルコース Mと、 ショ ー ト コース Sとから構成さ れ、 ロ ングコース L、 ミ ドルコース M、 ショ ー ト コ ース Sの順にまわるよう に構成されている。 また正 規のゴルフ場の場合、 例えばロ ングコースは長さ 4 60m乃至 480mでパー 5、 ミ ドルコースは長さ 320 m乃至 340mでパ一 4に設定され、 シ ョ ー ト コース は長さ 130m乃至 140mでバ一 3に設定されている。 また後記するゴルフボールの飛距離を 2分の 1 に短 縮したゴルフ場の場合、 例えばロ ングコースは長さ 220m乃至 240mでバー 5、 ミ ドルコースは長さ 1 40m乃至 155mでパ一 4、 ショ ー トコースは長さ 75 m乃至 85mでパー 3に設定されている。
[0154] そして各コースには、 3つのティーグラ ウ ン ド、 すなわち第 1 ティ ーグラウ ン ド T , 、 第 2 ティーグ ラウ ン ド T 2 及び第 3ティーグラウ ン ド T 3 と、 こ れらのティ 一グラウ ン ドに対応する第 1 ホール H , 、 第 2ホール H2 及び第 3ホール H 3 を有するそれぞ れ専用の第 1パッティ ンググリ ーン P! , 第 2パッ ティ ンググリ ーン P 2 及び第 3パッティ ンググリ ー ン P 3 が設けられている。
[0155] また各コースにはフェアウェイ Fをはじめ、 ノ ン カー B、 池 W, ラ フ R等が適宜配置され、 更に樹木 (図示せず) の植え方や地面のア ップダウ ン等は、 第 1 ティーグラウ ン ド と第 2ティ ーグラウ ン ド T2 と第 3 ティ 一グラウ ン ド Τ3 とからそれぞれ眺 めた場合に、 同一コース内であっても景色や攻略法 が相当異なって感じられるように工夫されている。 上記ゴルフ場 3 の各コースの所要時間について従 来の正規のゴルフ場を前提にして説明すると、 第 7 図に示すように、 ロ ングコースはパ一 5で所要時間 が 1 2分、 ミ ドルコースはバ一 4で所要時間が 1 0 分、 ショー トコースはパー 3で所要時間が 7分であ る。
[0156] 従って 3つのコースをまわる時間は、 これらを合 計した 2 9分である。
[0157] 上記ゴルフ場 1 の使用方法について説明する。 ま ず最初の組は、 ロ ングコース Lの第 1 ティーグラウ ン ド の①番からスター ト し、 フェアウェイ Fを 通り、 第 1パッティ ンググリーン P ^ 及び第 1 ホー ル11! を使用してブレーし、 ロングコース Lを終了 して矢印 Aの如く出て、 ミ ドルコース Mの第 1 ティ —グラウ ン ド の②番からティ一ショ ッ トを行い、 同様に第 1バッティ ンググリーン P ί 及び第 1 ホー ルH 1 を使用してプレーし、 ミ ドルコース Μのプレ —を終了して矢印 Β 1 の如く ショー トコ一ス Sに進 む。 該ショー トコースにおいては、 第 1 ティ一グラ ゥ ン ド Τ! の③番からティ一ショ ッ トを行い、 同様 に第 1 ノ、'ッティ ンググリーン Ρ , 及び第 1 ホール Η , を使用してショー トコース Sを終了する。 このとき 最初の組がロ ングコース Lをスター ト してから 2 9 分が経過しており、 続いてこの最初の組は矢印 Cの 如く進み、 ロ ングコース Lの第 2 ティ 一グラウ ン ド T 2 の④番からティーショ ッ トを行い、 同様に第 2 ノ、。 ッティ ンググリーン Ρ 2 及び第 2ホール Η 2 を使 用してプレーし、 ロ ングコース Lのプレーを終了し て矢印 Dの如く出て、 ミ ドルコース Μの第 2 ティー グラウン ド Τ 2 の⑤番からティーショ ッ トを行い、 同様に第 2バッティ ンググリーン Ρ 2 及び第 2ホー ル Η 2 を使用してミ ドルコース Μを終了する。 次い で矢印 Εの如く ショー トコース Sに進み、 第 2 ティ
[0158] 3 .
[0159] —グラウ ン ド Τ 2 の⑥番か 3らティ一ショ ッ トを行い- 第 2 ノ、 · ッティ ンググリーン Ρ 2 及び第 2 ホール Η 2 を使用してショー トコース Sのプレーを行い、 スタ
[0160] — ト してから 5 8分後に終了する。
[0161] そして矢印 Fの如く再びロングコース Lに進み、 該ロ ングコースの第 3 ティ一グラウ ン ド Τ 3 の⑦番 からティーショ ッ トを行い、 同様に第 3パッティ ン ググリーン Ρ 3 及び第 3 ホール Η 3 を使用して該コ ースのプレーを終了し、 矢印 Gの如く ミ ドルコ ース Μに進み、 これが終了すると、 矢印 Ηの如く ショー トコース Sに進んでプレーを行い、 スター ト後 8 7 分で全てのプレーを終了する。
[0162] このようにして、 3 コースをそれぞれ 3回ずつ使 用することにより、 実質的に 9ホール分のプレーを 行う ことができ、 合計所要時間は 8 7分であり、 各 ラウ ン ド毎に 1分間の余裕をみても 9 0分でプレー を終了する ことができる。 以上のようにゴルフ場 3によれば、 6分おきに各 組をスター トさせて最初の組がスター ト してから 2 4分後には、 空いているコースはなく、 少な く とも 5組を同時にプレーさせることができ、 ゴルフ場を 有効に使用して営業効率を向上させることが可能と なる。
[0163] また、 第 6図のゴルフ場は、 9ホール分のプレ一 を 3 コースで行う とこができるので、 土地の利用効 率を 3倍に高めることが可能である。 すなわち、 従 来のように 1 8 コースを備えた正規のゴルフ場に比 ベ、 上記ゴルフ場 3はコースの数が 6分の 1 の 3 コ ースであるから、 正規のゴルフ場にしても全体の面 積は 6分の 1で足り、 また飛距離を 2分の 1 にした ゴルフボールを使用するゴルフ場とした場合は 1 8 分の 1で足りることになる。 標準的な広さのゴルフ 場は約 594 , OOO rfであるから、 第 6図に示すゴルフ 場 1 の場合、 正規のゴルフ とした場合でも約 99,000 πί、 飛距離の短いゴルフ場とした場合には約 33 , 000 rf の土地があればゴルフ場を建設することができる < 以上のように上記ゴルフ場 3によれば、 合計 3 コ —スでありながら、 9ホール分の楽しみ方をするこ とができる。
[0164] 第 8図に示す実施例は、 4 つのコースを用いて 9 ホール分の競技が行えるようにしたてゴルフ場が示 されている。 第 8図において、 ゴルフ場 4 はゴルフ コースを舍むその全体が略矩形の敷地に形成され、 敷地の 1対となる側辺の長さが約 160 m、 他方の 1 対となる側辺の長さが 280 mに形成される。 このた め、 敷地全体の面積は約 44.800 πίとなる。 この敷地 面積に 4つのコース 5 , 6 , 7 , 8を形成する。 コ ース 5 , 6 , 7 はゴルフ場 4の長手方向に沿って延 びて配置してあり、 コース 8 はゴルフ場 4の短側辺 から長側辺に亘つて略 L字状に延びて形成してある, そして、 各コースにはティ一グラウ ン ド 9 とダリー ン 1 0を設けている。 この敷地内に形成されるホー ルで最も長い口 ングホ一ルを有するコース 5 は敷地 長手方向の側辺に沿ってほぼ直線状に形成され、 こ のコース 5のティーグラウ ン ド 9及びグリーン 1 0 は長手方向の側辺の両端側につながる短い側辺の近 傍に配置されている。 このため、 ティーグラウ ン ド 9からグリーン 1 0まで男性用距離で約 280 mある 最も長いホール (ロ ングホール) に形成される。 こ のロ ングホールの下側に第 1及び第 2 の 2つのミ ド ルホールを有するコース 6 , 7が重なるように配置 される。 これら 2つのコース 6 , 7 は、 ほぼその長 さ (男性用距離で約 170 m ) が等し く形成され、 し かもティーグラウ ン ド 9及びグリーン 1 0 の配置は 逆方向となっている。 そして、 これらの第 1反び第 2 のミ ドルホールを有するコース 6 , 7 の下方側に 湾曲した形状の第 3 のミ ドルホールを有するコース 8が配置されている。 この第 3 のミ ドルホールは、 その一端部が上記コース 7 に設けられた第 2 の ミ ド ルホールの中央部位の近傍部に延びており、 この端 部の近傍に第 1 のティーグラウ ン ド 9が設けられて いる。 そして、 このコース 8のほぼ中央から両端部 に向かってゆるやかに湾曲するように形成されてい る。
[0165] 上記構成のゴルフ場の各コースには、 それぞれ複 数のティーグラウ ン ド 9及びグリーン 1 0を形成し たのと同様に、 多様な使い分けで競技が行える。 例 えば、 上記コース 5及び第 1、 第 2 のミ ドルホール を有するコース 6 , 7の各ティ一グラウン ド 9、 グ リーン 1 0を 2度ずつ使用することによって合計 6 つのホールを形成し、 第 3 のコース 8 はそのフェア ウェイ のほぼ中央にティーグラウ ン ド 9 a とグリ一 ン 1 0 aを 1つずつ設けることにより、 ティ一ダラ ゥ ン ド 9、 グリーン 1 0が 2つずつ設けられること になる。 このティーグラウ ン ド 9を第 1及び第 2の ティ一グラウ ン ド 9 , 9 a とし、 同じようにグリ一 ン 1 0を第 1及び第 2 のグリーン 1 0, 1 0 a とす る。 これら 2つのティ一グラウン ド 9 , 9 a及び 2 つのグリーン 1 0 , 1 0 aによって 3 ホ一ル分と同 様の競技が行える。 例えば、 第 1 のティ一グラウ ン ド 9から第 2のグリーン 1 0 a の 1 ホール (ショー トホール) 、 次の第 2のティーグラウ ン ド 9 aから 第 1 のグリーン 1 0 の 1 ホール (ショ ー トホール) 、 そして第 1 のティーグラウ ン ド 9から第 1 のグリー ン 1 0 の 1 ホール ( ミ ドルホーノレ) の各ホールで合 計 3ホールが形成される。
[0166] これによつて、 グラ ン ド場のゴルフコースの全て のホールを合計すると 9 ホールとなる。 例えばこの 9 ホールの前半 5 ホールをァゥ トコ一スとし、 後半 の 4ホールをィ ンコースとして競技をすることがで きる。
[0167] 上記のごと く形成されるゴルフコースをまわって 競技する際の時間について以下説明する。
[0168] 第 9図は本発明のゴルフ場のゴルフコースで競技 をした場合の所要時間を示す図である。
[0169] 同図において、 前期ゴルフ場におけるコース 5 の 口ングホールでの競技時間は、 約 1 2分程かかり、 コース 6 , 7 の第 1及び第 2 の ミ ドルホールはそれ ぞれ 1 0分程かかる。 そして、 最終ホールとなるコ —ス 8における第 3 の ミ ドルホールでは、 2つのシ ョ一 トホール ( 8 a , 8 b ) に分けた場合にそれぞ れのショー トホールでの競技時間は Ί分程で競技が 行え、 コース 8 での第 3 の ミ ドルホールを 1 つのミ ドルホールとして競技する場合には 1 0分程の時間 がかかる。 つまり、 4つのホールを使い分けること により合計 9ホールを形成でき、 前半の 5ホールを アウ ト コースとし、 後半の 4 ホールをイ ンコースと して 2つのコースに分けた場合、 アウ トコースでの 競技の全所要時間は 4 6分となり、 ィ ンコースの全 所要時間は 4 2分となる。
[0170] 上記各実施例において、 ゴルフコースは天然芝で 作ることができるが、 天然芝は敷設の際に多大な費 用と労力を要し、 敷設してから芝が根づく までの期 間はゴルフ場として使用できないのでゴルフ場建設 のェ期を長引かせ、 また維持及び管理のための費用 も高く、 排水性が悪いので降雨時にはブレーが困難 であり、 さらには積雪時に散水除雪作業をすると芝 が損傷してしまうので結局雪が降ればブレーするこ とができないという難点があつた。
[0171] また、 天然芝に代えて、 人工芝でゴルフコースを 作ることもできる。 しかし、 人工芝は天然芝に比べ てゴルフボールが大き くバウ ン ドしやすいので、 そ のままゴルフコースに用いたのでは好ましく ない。 特に、 ノ、 ·ッティ ンググリーンのように微妙にボ一ル をコ ン トロールしなければならない場所には、 不適 切であつた。
[0172] 第 1 0図、 第 1 1図には、 人工芝でパッティ ング グリーンを構成した実施例が示されており、 上記天 然芝の欠点が改善される。 第 1 0図には、 透水性の あるシー トに多数の毛足が植えつけてなる芝部 1 2 と、 該芝部の下に積層され多数の気泡を有し厚さ方 向の外力を作用した場合に速やかに変形しかつ緩慢 に元の形状に復元する性質の発泡樹脂材料を透水可 能な構造に形成した復元性部材 1 3 と、 該復元性部 材の下に積層され透水性及び耐腐食性のある合成樹 脂マッ ト 1 4 とを備えた人工芝 1 1が示されている < 第 1 1図には、 この人工芝の下に、 該人工芝を透過 した水を集めるための集水部を設け、 該集水部に外 部排水溝に連通する排水管を接続したパッティ ング グリーンが示されている。 上記芝部 1 2 は、 透水性 のあるシー ト 1 2 わ と、 これに植えつけられた多数 の毛足 1 2 a とからなっている。 該毛足は天然芝を 摸したものであって、 芝草と同様に細長い短冊状に 形成されていて緑色に着色されている。 該毛足の長 さは通常 20謹前後であるが、 用途や使用状況に応じ てこれより長く設定したり短く設定することも可能 である。 材質は一例として、 ナイ ロン、 ポリ プロピ レン等を用いる。
[0173] シー ト 1 2 bは、 薄い平板状に形成され、 合成ゴ ム等の材質で構成されており、 厚さは 3 譲前後であ る。
[0174] 該シ一 トには、 透水性を付与するために多数の排 水孔 (図示せず) があけられており、 該排水孔を通 じて雨や散水等により芝部 1 2の上面に溜まった水 が該芝部より下の層に透過するようになつている。 復元性部材 1 3 は、 芝部 1 2の下に積層され、 発 泡樹脂材料 1 3 aを第 1 0図に示すように網目状に 重合わせて構成されたものである。
[0175] 該発泡樹脂材料は、 第 1 8図も参照して棒状のポ リ エチレン発泡樹脂であり、 第 1 9図に示すように 厚さ方向の外力が作用した場合に速やかに変形し、 かつ緩慢に元の形状に復元する性質を持たせてある。
[0176] そして芝部 1 2上に落下したボールのバウ ン ドを 抑え、 プレーヤの足腰に加わる負担を軽減すること ができるようになつている。
[0177] また、 該発泡樹脂材料は、 第 1 0図に示すように 網目状に重合わせられているので、 芝部 1 2の排水 孔を通じて透過してきた分を、 更に下の層へ透過さ せることができるようになっている。
[0178] 復元性部材 1 3 の厚さ t , は、 本実施例のように ゴルフ用パッティ ンググリーン 1 5に使用する場合 は 10mm前後に設定するが、 これに限定されるもので はなく、 競技に使用するボールの反発力や競技の内 容に応じてこの寸法を変えることになる。
[0179] 例えば、 ボールのバウ ン ドと関係のないバドミ ン ト ンや陸上競技の場合は 3 腿前後、 ボールの反発力 が低い硬式野球ゃラクビーの場合には 5 譲前後にそ れぞれ設定すればよい。
[0180] 合計樹脂マッ ト 1 4 は、 上記復元性部材 1 3 の下 に積層されており、 薄い平板状に形成されている。 そして、 該合成樹脂マッ トは、 例えば厚さ t 2 が 10 讓位のナイ ロン不織布で構成されており、 透水性及 び耐腐食性に優れたものを用いている。 このため、 上の層である芝部 1 2及び復元性部材 1 3から透過 してきた水を、 更に下方へ排出することができ、 か つ長期間浸水しても腐食することがないようにして いる。
[0181] 第 1 1図に示すように、 ノ、'ッティ ンググリ ーン 1 5 は、 上記人工芝 1 1 の下に、 集水部 1 6を設け、 該集水部に排水管 1 7を接繞したものである。
[0182] 表面部 1 8 は、 人工芝 1 1で構成され、 雨水等の 水を排出するために集水部 1 6に向かってその底面 が傾斜している。 該集水部は、 第 1 2図及び第 1 3 図に示すように、 ノ、'ッティ ンググリーン 1 5上に複 数配置されているため、 裏面部 1 8 の底面 、 最も 近い集水部 1 6に向かって傾斜している。 この傾斜 角 0は、 2 ° 〜 4 ° 程度に設定されている。 また、 表面部 1 8の厚さは 40讓程度に設定されている。 な お、 路盤は土でも舗装路面でもよい。
[0183] カラー 1 9 は、 第 1 1図、 第 1 2図及び第 1 3図 に示すように、 表面部 1 8 の周囲を囲む形になって おり、 その幅員 Wは 500譲〜 1000纏 に設定されてい る。 該カラ一は、 表面部 1 8より も毛足の長い (30 讓程度) 人工芝 1 1 で構成されている。
[0184] 次に、 集水部 1 6 は、 縦断面が U字形に掘削され た竪穴 1 6 a の上層に砂 1 6 b、 下層に玉石 1 6 c を積層して構成されている。 また上記の通り、 第】 2図及び第 1 3図に示すように、 パッティ ンググリ —ン 1 5上に複数設置されている。
[0185] そして、 排水管 1 Ί は、 集水部 1 6で集められた 雨水等を排出するため、 各集水部 1 6の底部に接続 され、 外部排水溝 2 0 に連通接続されている。 排水 管 1 7には例えば塩化ビニル樹脂管を用いる。 外部 排水溝 2 0 は、 排水管 1 7で導かれた水を更に外部 へ排出するものであり、 一般の下水道等 (図示せず) に連通している。
[0186] 次に、 ホール 2 1 は、 第 1 4図に示すように、 基 底部 2 2 と天蓋部 2 3 とで構成されている。 この基 底部 2 2 は、 円筒形に形成され、 上面は開口してい るが、 底面は閉じている。 また、 フラ ッグ 2 4を立 てられるように、 底面中央部にフラ ッグの棒を受け る穴 2 2 aが設けられている。 該基底部の内径 d i は 107.9mmであり、 深さ Dは 101 . 6咖以上である。 該基底部の材料には、 例えば合成樹脂や、 アルミ二 ゥム、 ステンレス網等の金属を用いることができる。 天蓋部 2 3 は、 第 1 5図に示すように、 全体が円 筒形に形成されており、 上面 2 3 a は人工芝 1 1で 構成されている。 該上面の中央部には小径の穴 2 3 cがあけられている。 また底面 2 3 bの中央部は上 方に円柱形に盛り上がつており、 その上面中央部に も小径の穴 2 3 dがあけられている。 該天蓋部の外 径(1 2 は、 95譲程度であり、 高さ Hは 98腿程度のも のであって、 全体として天蓋部 2 3が基底部 2 2 の 中に多少の隙間をもつて収納できるようになつてい c
[0187] また、 基底部 2 2に収納された天蓋部 2 3を取り 出して、 ホールとして使用する場合には、 第 1 4図 に示すように取り出し用の棒 2 5を天蓋部 2 3の上 面中央部にある小径の穴 2 3 cに差し込み、 更に下 方の穴 2 3 dに取り出し用の棒 2 5の先端部 2 5 a
[0188] 4 - を掛けて持ち上げれば該天 3蓋部を取り出すことがで きるようになっている。
[0189] ホール 2 1 は、 第 1 6図及び第 1 7図に示すよう に、 バッティ ンググリーン 1 5上に複数設置されて いる。 その配列の一例として、 四角形のバッティ ン ググリーン 1 5の場合は第 1 6図、 三角形のパッテ ィ ンググリーン 1 5の場合には第 1 7図のように、 それぞれ設置することができる。
[0190] 上記の構成により、 復元性部材 1 3に使用してい るポリ エチレン発泡樹脂 1 3 a は、 第 1 8図にその 断面を示すように、 内部に多数の気泡 3 bを有して おり、 第 1 9図に示すように、 厚さ方向の外力が加 わると速やかに変形して衝撃を吸収し、 外力から解 放されると緩慢に、 即ちかなりの時間 (数秒) をか けてゆつ く り と元の形状に戻る性質を有するので、 人工芝 1 1 の芝部 1 2 に落下したボールの運動エネ ルギを熱エネルギに変えて発散させることによって 吸収し、 ボールのバウ ン ドを抑えるこ とになる。 こ のように、 人工芝 1 1上に落下したゴルフボール 2 6のバウ ン ドの高さ h , は、 従来の人工芝 2 7上に 落下したゴルフボール 2 6 のバウ ン ドの高さ h 3 よ り も著し く小さ く なつてほとんどバウ ン ドしない。 また、 復元性部材 1 3が衝撃を吸収する結果、 人 ェ芝 1 1上で運動するプレーヤの足腰の負担も軽減 される。 更にプレーヤが転倒した場合も、 該復元性 部材を使用している結果、 骨折等で負傷する危険も 少ない。
[0191] 従って、 グリーン上でゴルフポール 2 6が大き く バウ ン ドすることはなく、 天然芝のグリ一ンと同様 にゴルフボールはぽとり落ち、 ビッチング等で狙つ た位置のグリ ーン上に的確にオンすることになる。 また、 表面部 1 8に降った雨水等の水は、 第 1 1図 に示すように、 矢印 Aの如く人工芝 1 1 の芝部 1 2、 復元性部材 1 3及び合成樹.脂マッ ト 1 4を透過し、 表面部の傾斜に沿って集水部 1 6に矢印 Aの如く流 入する。 そして、 該集水部 1 6から排水管 1 7を通 つて外部排水溝 2 0へと排岀される。
[0192] なお、 ノ、'ッティ ンググリ ーン 1 5上には複数のホ ール 2 1が予め設置されているが、 該ホールのう ち、 プレーに使用するホール 2 1 の天蓋部 2 3を取り外 し、 使用しないホール 2 1 には天蓋部 2 3を揷入し ておく。 そして、 使用するホール 2 1 を変更する場合には、 第 1 4図に示すように、 取り出し用の棒 2 5により 所望の天蓋部を外せばよい。
[0193] 上記バッティ ンググリ ーンは、 ゴルフコースに恒 久的に設置する実施例であるが、 どこでも短時間に 簡単に設置するこ とのできるパッティ ンググリ ーン が第 2 2図〜第 2 5図に示されている。
[0194] 第 2 5図、 第 2 3図に示すように、 ノ、' ッティ ング グリーン 2 8 は、 中央部材 2 9 と、 斜面形成部材 3 0 とを備え、 これら中央部材 2 9 と斜面形成部材 3 0 とを組立分解自在に構成したものである。
[0195] 中央部材 2 9 は、 中央部に力 ップ用の穴 2 9 aが 形成され、 該カ ップ用の穴より下方に旗立て用の子 穴 2 9 bが力 ッブ用の穴 2 9 a と同心に形成され、 所定の高さを有するように、 例えば木材やアル ミ二 ゥム合金又は鉄剤等で平面的に見て円形に構成され ている。 そしてカ ップ用の穴 2 9 a と旗立て用の子 穴 2 9 bの周囲には所定の広さを有する平面部 2 9 cが形成され、 かつ該平面部の表面には、 芝の一例 たる人工芝 3 1が貼付けされるように構成されてい る。 なお、 該中央部材 2 9 の平面部 2 9 c の表面に は、 最初から人工芝 3 1 を貼付けしておいてもよい。 斜面形成部材 3 0 は、 中心部材 2 9 の高さを最大 高さとし、 半径方向外側に向けて次第に該高さが低 く なるような斜面 3 0 aが中央部材 2 9 と同様な材 料で形成され、 互いに連結されて中心部材 2 9を隙 間なく囲繞できるように複数 (図示の実施例では 4 つ) に分割されており、 斜面 3 0 aには芝の一例た る人工芝 3 1が貼付されるように構成されている。 また斜面形成部材 3 0 の一端 3 0 bには磷接する斜 面形成部材 3 0 と連結するためのいんろう形状の突 起 3 0 cが形成され、 他の一端 3 0 dには反対側に 隣接する他の斜面形成部材 3 0の突起 3 0 cが係合 してこれを係止するためのいんろう形状の溝 3 0 e がそれぞれ形成されている。 なお、 斜面 3 0 aには 最初から人工芝 3 1 を貼付しておいてもよい。 また 斜面 3 0 a の勾配は、 ノ、 ·ッティ ンググリーン 2 8 の 大きさにより、 またゴルファーの好みにより緩やか とすることも急傾斜とすることもでき、 また場所に よって凹凸が生ずるように故意に不規則に形成して もよい。 これによつて不規則な天然のパッティ ング グリ一ンと同様な変化に富んだパッティ ンググリー ン 2 8 とすることができる。
[0196] そして中央部材 2 9の旗立て用の穴 2 9 bには旗 3 2 の竿 3 2 aが揷入されて立てられ、 パッティ ン ググリーン 2 8 の周囲には適宜な広さの人工芝 3 1 が例えば図示のように円形に敷かれ、 大きなパッテ ィ ンググリ ーン 2 8 を形成する ことができる。
[0197] 第 2 5図に示す実施例に係るゴルフ用パッティ ン グダリーン 3 3 においては、 中央部材 2 9 は上記実 施例と同様に円形に形成されているが、 斜面形成部 材 3 0を基本的に長方形状に形成し、 四つ角を丸め て 2分割して中央部材 2 9に連結してなるものであ る。 これによつてアプローチの仕方が上記第 2 2図 の実施例のものとは全く違うパッティ ンググリーン 3 3を実現することができる。 なお、 その他は上記 実施例と同一であるので、 同一の部分には図面に同 一の符号を付して説明を省略する。
[0198] 上記各部材によりパッティ ンググリーン 2 8 , 3 3を設置するには、 矢印 Aの如く、 斜面形成部材 3 0 の突起 3 0 cを隣接する斜面形成部材 3 0 c の溝 3 0 eに係合させて、 互いに連結して組み立て、 そ の中央に矢印 Bの如く 中央部材 2 9を嵌め込む、 人 ェ芝 3 1 が貼付してない場合には、 この状態で中央 部材 2 9及び斜面形成部材 3 0に人工芝 3 1 を貼付 し、 簡単にパッティ ンググリーンの核となる部分が 完成する。 また予め中央部材 2 9及び斜面形成部材 3 0に人工芝が貼付してある場合には、 上記のよう に、 単にこれらを組み付けるだけでよい。 そしてこ の核となる部分の周囲に適宜な広さの人工芝 3 1 を 敷き、 斜面形成部材 3 0及び中央部材 2 9を矢印 B の如く該人工芝 3 1 の中に置いて、 ゴルフ用パッテ ィ ンググリーンが完成する。
[0199] これによつて、 適宜な広さの平面部 2 9 cがカ ツ ブ用穴 2 9 a の画りに形成され、 また適度の傾斜を もつた斜面 3 0 aが斜面形成部材 3 0により形成さ れ、 ゴルフ ァ ーは天然のパッティ ンググリーンと同 様な気分でパッティ ングを行い、 またこれを楽しむ ことができる。
[0200] また上記パッティ ンググリーン 2 8 , 3 3 は、 雨 による影響が非常に少ないので、 全天候型であり、 雨天の場合でも使用することができる。
[0201] また上記パッティ ンググリ一ンを撒去する場合に は、 上記と逆の工程によりまず斜面形成部材 3 0を 分解してバラバラにし、 中央部材 2 9を取り外して 極めて簡単かつ短時間でバッティ ンググリーンを撤 去することができ、 また他の場所に移動させること も簡単にできる。
[0202] 第 2 6図、 第 2 7図には、 ゴルフコースに設ける ハザー ドの一例が占めされている。 これらのハザー ドは、 どのような場所でも簡単にかつ短時間に設置 できる。 すなわち、 これらのハザード 3 4 は、 土嚢 3 5を積み上げて種々の形状のルーブ扰に形成され た隆起部 3 6 と、 該隆起部の外側 3 6 a と内側 3 6 とに被せられた人工芝シ一 ト 3 7 と、 隆起部 3 6 で囲まれて形成された凹陥部 3 8 とからなり、 該凹 陥部に必要に応じて種々の物体 Mを収容して簡易に 設置できるようにしたものである。
[0203] 従って、 凹陥部 3 8に物体 Mとして例えば砂 Sを 収容すれば、 該凹陥部はバン力一となり、 また水 W を収容すれば、 該凹陥部は池となる。 なお、 池の場 合には、 人工芝シー ト 3 7 は水を透過させない防水 性のシー トである必要がある。
[0204] そして土囊 3 5 の積み方によって隆起部 3 6 の幅、 高さ及びループ形状をどのようにでも設定できるよ うになつている。
[0205] このように、 バンカー又は池の設置が簡単である から、 上記ハザー ドはどこにでも極めて短時間に簡 易に設置することができる。
[0206] 従って、 ミニゴルフ場でも、 また運動場等でもバ ンカーや池のある変化に富んだゴルフを楽しむこと が可能となり、 ゴルフの楽しさを身近な所で誰でも が味わう こ とができることとなる。 またこのゴルフ 用施設は極めて安価である。
[0207] ゴルフコースやその他の各種の運動場等を簡単に 造成したり撒去できる構成が第 2 8図〜第 3 2図に 示されている。 すなわち、 このようなゴルフコース もしく はその他の運動場 3 9 は、 地盤に保持部材を 載置し、 該保持部材と隣接する他の保持部材の空隙 部分に連続気泡を有する発泡体 4 0を充塡して形成 し、 前記発泡体及び前記保持部材の上に土砂もし く は人工芝 4 1 を積層して構成されている。
[0208] 第 2 8図、 第 2 9図を参照して、 発泡体 4 0 は上 記人工芝 4 1 の下方に積層され、 例えば平坦な地盤 の上では平板状に形成された発泡体 4 0を用いる。 そして、 この発泡体 4 0 は例えば厚さが数 cm〜数 m に形成され、 しかも連続気泡に形成されているため に透水性及び耐腐食性に優れている。 このため、 上 層の人工芝 4 1から透過した水を更に下方へ排出す ることができ、 さらに長時簡浸水しても腐食するこ とがないようになつている。 この発泡体 4 0 として 例えば現場発泡のポリ ウレタンを使用する場合、 運 動場 3 9 となる地盤にこのポリ ウ レタ ン発泡液を直 接吹き付けるか又は流し込むようにして迅速に下地 を形成する。 そして、 この発泡体 4 0を舍む下地の 上に前記人工芝 4 1を積層させる。 この場合、 平面 状に形成しなければならない運動場 3 9 は平板の型 枠を用いて形成すればよ く、 凹凸の起伏のある運動 場 3 9でその起伏を残しておきたい場合は、 凹凸の 地盤にならって発泡体 4 0の原料を流し込んで起伏 のある運動場を形成することができる。
[0209] 人工芝 4 1 は例えば透水性のあるシー ト 4 1 a と、 これに植え付けられた多数の毛足 4 1 bで形成され ている。 この毛足 4 1 bは天然芝を摸したものであ つて、 芝草と同様の細長い短冊状に形成されていて 緑色に着色されている。 この毛足 4 l bの長さは通 常 20腿前後であるが、 用途や使用状況に応じてこれ より長く設定したり短く設定することも可能である。 そして、 毛足 4 1 bの材質は例えばナイ ロ ン、 ポリ プロビレン等が用いられる。 またシー ト 4 1 a は薄 い平板状に形成され、 合成ゴム等の材料で構成され ており、 厚さは 3腿前後である。 シー ト 4 1 a には 透水性を付与するために多数の図示しない排水孔が 開けられており、 この排水孔を通って雨や散水等に よつて人工芝 4 1 の上面に溜まつた水が人工芝 4 1 より下方の地盤へ透過するようになつている。
[0210] 第 2 9図は、 本実施例の運動場を形成する表層部 分を示す概略断面図である。
[0211] 同図において、 運動場 3 9 となる地盤上の前記し た各工程で発泡体 4 0 の下地を形成し、 この下地に 人工芝 4 1 を積層して運動場 3 9を造成する。 発泡 体 4 0での下地を形成する際に、 その)!:さは使用す る原料の分量によって適宜に変更することが可能と なる。 この現場発泡のポリ ウ レタ ンは、 原料の混合 工程から発泡体形成までの時間がわずか 20秒程度で あるために、 迅速な下地の形成を行う ことができる。 完成した下地の上方に人工芝 4 1 を積層して運動場 3 9 の各構成部分が完成する。 そして、 すぐに各種 の競技を始めることができる。
[0212] 第 3 0図は本実施例の運動場の下地を示す斜視図 である。
[0213] 同図において、 前記運動場 3 9を形成する際の下 地となる保持部材 4 2を略長方体に形成する。 この 保持部材 4 2 は、 例えば木材、 石材、 金属材、 ゴム、 プラスチックその他の材料で形成され、 その形状が 略長方体の一組の対向する面 (図において左右側面) を内側へえ ぐられるように湾曲し、 この一組の面を むすぶ他の一組の面 (図において前後面) を外側に 膨出するよう湾曲している。 残る一組の面は平面状 に形成されている。 上記各外形輪郭面に囲まれる前 記の保持部材 4 2の内部は中空であって側面だけで 形成されていてもよい。 この保持部材 4 2の製造に 当たっては、 例えばベニヤ板等の板状体を、 前記各 形状にそれぞれの面を形成し、 それぞれの板を貼着、 螺着等で固定して形成する。
[0214] 上記構成の所定数の保持部材 4 2を第 3 1図及び 第 3 2図に示すように運動場 3 9 の地面に直に載置 するか、 又は地面を若干掘ってそこへ載置する。 そ して、 この保持部材 4 2 とその隣り合う保持部材 4 2 との空隙部分に発泡体 4 0を流し込むように充塡 する。 この保持部材 4 2の上に、 木板や板状の合成 樹脂、 コ ンク リー ト薄板等の基体部材 4 3を載置し、 これらの基体部材 4 3 の上に前記人工芝 4 1を載置 すると、 運動場 3 9が形成される。 このように、 地 面上に保持部材 4 2を載置し、 この保持部材 4 2に 基体部材 4 3を載置し、 この基体部材 4 3 に人工芝 1を積層するという極めて簡単な構造によって運 動場 3 9が完成する。 従って、 運動場 3 9 の造成期 間が短縮され、 しかも運動場 3 9のレイァゥ トを容 易に変更することができる。 なお、 上記の保持部材 4 2 と同様の形状の発泡体 4 0を形成して運動場 3 9 の地面と人工芝 4 1 との 介装を担うようにしてもよい。
[0215] 上記のごと く に形成される運動場 3 9 に例えばゴ ルフ場に構成する場合、 ゴルフ競技を開始するティ 一グラウ ン ドの形成においては水平面になら した地 盤に保持部材 4 2を所定の間隙を空けて載置し、 こ れら複数の保持部材 4 2の空隙部に発泡体 4 0を注 入して充塡する。 この保持部材 4 2及び発泡体 4 0 の上方に芝生か又は人工芝 4 1を載置する。 フユア ウェイ はゆるやかな凹凸を舍み全体がやや平坦な地 盤になるよう保持部材 4 2及び発泡体 4 0を設置す る。 これらの保持部材 4 2及び発泡体 4 0 の上に芝 を載置する。 そして、 グリーンの形成は凹凸のアン ジレーシ ヨ ンのある地盤に沿つて保持部材 4 2を配 置して、 この保持部材 4 2の高さに発泡体 4 0を流 し込む。
[0216] これらの保持部材 4 2 と発泡体 4 0 の上方に、 芝 生か又は人工芝 4 1 を載置して形成される。
[0217] 上記構成のゴルフ場は例えばゴルフ場の形成前の 状態がティ ーグラウ ン ドからグリ ーンまで荒地の地 盤であっても、 地盤の形状に合わせて保持部材 4 2 を配置し、 この保持部材 4 2 の間隙部分に注入した 発泡体 4 0で荒地を整地したのと同じ状態に形成で き、 しかもこれらの保持部材 4 2及び発泡体 4 0 の 上に芝生か又は人工芝 4 1を載置するこ とによって すぐに完成する。 従って、 工事の着工から完成まで 極めて迅速にゴルフ場を形成することができる。
[0218] 上記ゴルフ場以外にも例えばオー トバイ のモ トク ロス場等も形成できる。 モ トク ロス場は、 その競技 内容から表面は土で覆われ、 コースの形状は起伏の 大きな凹凸の波伏路ゃジャ ンプ台、 急カーブ等の組 み合わせで形成される。 このモ トク ロス場を例えば 野球場や競技場等に臨時的に造成する場合、 上記の 各波状路、 ジャ ンプ台の形成において、 波状路を設 ける位置にこの波状路の起伏に合わせて形成した前 記保持部材 4 2を配置して、 この保持部材 4 2 の間 隙に発泡体 4 0を流し込み、 これらの保持部材 4 2 及び発泡体 4 0 の上から土砂をかけて波状路を形成 する。 このときの土砂の量はモ トク ロス用のオー ト バイが波状路の通り抜ける際に波状路からオー トバ ィへの反動が自然に行われる (オー トバイ の運転者 が土砂だけの波状路と変わらぬと感じられる) 量で あればよい。 またジャ ンプ台にも保持部材 4 2や発 泡体 4 0を使用して土砂を必要最小限に抑えて形成 するとよい。
[0219] 上記の如きモ トクロス場に保持部材 4 2及び発泡 体 4 0を使用すると運搬する土砂の量が従来使用し ていた土砂の量に比べて格段に少なくて良く、 しか も造成及び撤去の時間や手間を大幅に省く ことがで さる。
[0220] なお、 本発明の運動場は上記実施例に示したよう にゴルフ場、 モ トク ロス場以外にもあらゆる運動場、 競技場等を造成することができる。
[0221] 上記実施例に示すパッティ ンググリーンは、 いず れもゴルフボールを入れるホールの大きさは、 正規 のゴルフ競技と同じ大きさに形成されている。 その ため、 ゴルフコースを正規のゴルフコースより も短 く形成してもバッティ ンググリーンにゴルフボール が載ってしまう と、 それからホールアウ トまでの数 打が終了する間その組の競技者はバッティ ンググリ ーンを占有することになる。 この間に後の組が追い ついてしまいバッティ ンググリーンが空く のを待つ という状況はしばしば見受けられる。 ゴルフ場にと つてこのようなゴルフコースの運用は、 競技を中断 させられてしまう ゴルフ競技者へのサービスの点か らもまた単位時間当たりいかに多く の競技者にプレ 一してもらえるかという経営の効率といった見地か らも改善が望まれる点であった。
[0222] また従来のパッティ ンググリーンではホ一ルカ ッ プを設けるためには、 グリーンの一部を切り取って 穴を掘っていたので、 芝の保護のため頻繁に変更す ることができなかった、 その上、 ノ、'ッティ ンググリ ーン上では、 小さなホールにゴルフボールを入れる、 という緊張感のあまり、 病的事故を発生することも あった。 そこで、 第 3 3図〜第 4 0図には、 ノ、'ッテ ィ ングの最後の 1打を打たなくてもよいとされる範 囲を示す所定の直径の円形に形成された 0 Kゾーン プラグを地面に着脱自在に設け、 上記のような欠点 を改良したパッティ ンググリ一ンの実施例が示され ている。
[0223] 第 3 3図から第 3 5図において、 本発明に係る 0 Kゾーンプラグ 4 4 は、 ゴルフボール 4 5が落下し たときにあまり大き く弾まない反発特性 (天然芝と 同様の反発特性) を有する材料で所定の厚さに形成 された本体 4 6 と、 該本体の中央部に固定されたホ —ル 4 7 a と旗立て穴 4 7 b とが形成された力 ップ 4 7 と、 カ ップ 4 7 と前記本体 4 6の下部を包むよ うに固定された力バー部材 4 8 と、 前記本体 4 6 の 上部を覆って固定された人工芝 4 9 とを備えている。
[0224] 本体 4 6 は、 合成樹脂の粉または粒、 木材のおが 屑、 土などまたはスポンジ、 発泡樹脂などの多孔質 のものまたはこれらの混合物を成形体としたもので 構成される。 本体 4 6 の直径 d 6 は約 3 0〜 6 0 cm、 カ ップ収納部 4 6 aの内径 d 5 はカ ップ 4 7 の外径 d 3 と同じか多少大き く約 1 1 cmであり、 高さ H! は約 1 5〜 3 0 cmである。
[0225] 本体 4 6の中央部に固定されたカ ップ 4 7 は、 金 属材料もしく は合成樹脂材料により制作される。
[0226] 上記カ ップ 4 7 のホール 4 7 a の内径 d 4 は公式 ゴルフの場合はそのルールに従って、 また他の場合 はそのルールにより適宜決定される。 カ ップ 4 7 の 外径 d 3 は内径 d 4 とカ ップの材料の厚さにより決 まる。
[0227] 上記カバー部材 4 8 は、 金属材料もし く は合成樹 脂材料により制作され、 本体 4 の下部を保持する底 部 4 8 a と、 カ ップ 4 7 と溶接接合される力 ップ受 け部 4 8 b とからなっている。 カバー部材 4 8の底 部 4 8 aの厚さ は本体 4 6、 カ ップ 4 7及び人 ェ芝 4 9などの 0 Kゾーンプラグ 4 4を構成する材 料の総重量に応じて適宜決定され、 また直径 d 9 は 本体 4 6の直径 d 6 と、 カ ップ受け部 4 8 bの外径 d 8 はカ ップ 4 7 の外径 d 3 と同一である。
[0228] 本体 4 6の上部を覆って固定された人工芝 4 9 は、 薄い平板状に形成され、 合成ゴム等の材質で構成さ れたシー ト 4 9 b と、 これに植え付けられた多数の 毛足 4 9 a とからなっている。 該毛足は天然芝を模 したものであって、 芝草と同様に細長い短冊状に形 成されていて緑色に着色されている。 該毛足の長さ は通常 2 0 mm前後であるが、 用途や使用状況に応じ てこれより長く したり短く設定することも可能であ る。 材質は、 一例としてナイ ロン、 ポリ プロ ピレン 等を用いる。 人工芝 4 9 の直径 d 2 は本体 4 6の直 径 d 6 と同一であり、 中央にカ ップ 4 7 の外径 d 3 と同じ直径 d , の穴 4 9 cがあけられている。 0 Kゾーンプラグ取り出し用の棒 5 0 は、 金属材 料もしく は合成樹脂材料からなる本体 5 0 a と、 本 体 5 0 a と同一又は合成樹脂等からなる被覆を施し た抦部 5 0 b と、 上記旗立て穴 4 7 b の下端部に掛 けるよう約り針状に曲げられた先端部 5 0 c とから なっており、 長さは約 4 5〜 1 0 0 cmであり、 本体 の太さは使用する材料により異なるが金属材料の場 合で 5〜 1 0麵程度である。
[0229] また、 受け皿 5 1 は金属材料、 合成樹脂材料もし く はコ ンク リー ト成形体により制作され、 パッティ ンググリーン 5 2 に埋設されている。 受け皿 5 1 の 内径は 0 Kゾーンプラグ 4 4 の本体 4 6 の直径 d 6 と同じく 3 0〜 6 0 cmであり、 また設置される深さ Dは本体 4 6 の高さ H , 、 力バー部材 4 8 の厚さ t ! 及び人工芝のシ一 ト 4 9 bの)!:さの合計であるが、 受け皿 5 1 の外周の壁 5 1 aの高さ H 2 はボールが 当たらないよう これより も多少低く約 1 0〜 2 5 cm である。 また上記取り出し棒 5 0を差し込めるよう 中央部に設けられた凹部 5 1 bの内径は約 1 1〜 3 0 cmであり、 深さは 3〜; L 5 cm程度である。
[0230] 次に、 第 3 6図から第 3 9図において、 蓋プラグ 5 3 は、 ゴルフボール 4 5が落下したときにあまり 大き く弾まない反発特性 (天然芝と同様の反発特性) を有する材料で所定の厚さに形成された本体 5 と、 該本体の外周の内側 2箇所に相対するように固定さ れた手かけ部材 5 5を収納するケース 5 6 と、 ケ一 ス 5 6 と本体 5 の下部を包むように固定された力 バー部材 5 7 と、 本体 5 4の上部を覆って固定され た人工芝 5 8 とを備えている。
[0231] 本体 5 4 は、 合成樹脂の粉又は粒、 木材のおが屑、 土など又はスポンジ、 発泡樹脂などの多孔質のもの 又はこれらの混合物を成形体としたもので構成され る。
[0232] 蓋プラグは 0 Kゾーンプラグと交換できるように 本体 5 4の直柽 , 2 は 0 Kゾーンプラグの本体 4 6の直径 d 6 と同じ く約 3 0 〜 6 0 ηであり、 高さ H A も 0 Kゾーンプラグの本体 4 6の高さ H , と同 じく約 1 5 〜 3 0 cmである。 また外周の内 』 2箇所 に相対するように手かけ部材 5 5を収納するケース 5 6 のための凹部 5 4 aが設けられており、 直径方 向の幅 b 4 はケース 5 6 の外側の幅 b 3 と同一であ り、 円周方向の長さはケース 5 6の内側の長さ にケースの両端の材料の厚さを加えた寸法である (第 3 9図) 。
[0233] 上記ケース 5 6 は、 金属材料もし く は合成樹脂材 料により制作され、 手かけ部材 5 5を収納する空間 部 5 6 aを内部に有する。 ケース 5 6 の内側の幅 b 2 は約 1 0 〜 1 5 cmであり、 長さし! は約 1 0 〜 2 0 cmであり、 高さ H 3 は本体 5 4の高さ H 4 より も 多少低く 1 0 〜 2 5 cm程度である。 また外側の幅 b 3 は本体 5 4に設けられた凹部 5 4 aの直径方向の幅 b 4 と同一である。
[0234] 上記カバー部材 5 7 は、 金属材料もしく は合成樹 脂材料により制作され、 本体 5 4の下部を包むよう にしてこれを保持する底部 5 7 aを有し、 この面上 にはケース 5 6及び手かけ部材 5 5が溶接等の手段 で接合される。 カバー部材 5 7 の厚さ t z は本体 5 4、 ケース 5 6、 手かけ部材 5 5及び人工芝 5 8な どの蓋プラグ 5 3を構成する材料の総重量に応じて 適宜決定され、 また直径 d X a は本体 5 4の直径 d I 1 と同一である。 手かけ部材 5 5 は金属材料もし く は合成樹脂材料の直径 1 0〜 2 0 腿の線材からな り、 高さ H 5 は本体 5 4 の高さ H 4 より も多少低く 1 0〜 2 5 cm程度であり、 力バ一部材 5 7 との溶接 部分の間隔 L 2 はケース 5 6の内側の長さ より も多少短く 8〜 1 8 cm程度である。 尚、 上記ケース 5 6内には砂、 土 5 9等を入れておく。
[0235] 本体 5 4 の上部を覆って固定された人工芝 5 8 は- 薄い平板状に形成され、 合成ゴム等の材質で構成さ れたシー ト 5 8 b と、 これに植え付けられた多数の 毛足 5 8 a とからなっている。 形状、 寸法、 材質等 は 0 Kゾーンプラグ 4 4に使用する人工芝 4 9 と同 じである。 人工芝 5 8の直径 3 , 。 は本体 5 4の直 径 ! 2 と同一であり、 外周の内側 2箇所に相対す るように開口部 5 4 cがあけられている。 開口部 5 4 cの直径方向の幅 b , はケース 5 6 の内側の幅 b 3 より短く約 8〜 1 3 cmであり、 円周方向の長さはケ ース 5 6の内側の長さ 1^ より も多少短く 8 〜 1 8 cmでめる。
[0236] 上記において説明した蓋プラグ 5 3 に設けられる 手かけ部材は 2個に限ったものではな く、 該本体の 中央部に設ける場合は 1個でもよいし、 蓋プラグ 5 3 の重量が大きい場合には多く の点で重量負荷を分 担できるように 2箇所以上に設ければよい。
[0237] 上記 0 Kゾーンを有するバッティ ンググリーンは、 第 4 0図に示すように構成され、 下記のように使用 される。
[0238] 第 3 4図において、 ノ、 ·ッティ ンググリーン 5 2上 の O Kゾー ンプラグ 4 4 の周囲には、 人工芝 4 9 の 毛足 4 9 aの並びの変化により 0 Kゾーン指示線 4 4 aがホール 4 7 a と同心円状に現れている。 従つ て競技者がゴルフボール 4 5をパッティ ングして矢 印 Aの如く O Kゾーン 4 4 bの中に入れたとすると、 O Kと判定され、 ホールイ ンのための最後の 1打を 免除するというルールにすることができる。 このた め、 0 Kの判定は他の 3人の競技者の同意を要せず、 公平かつ客観的になされることになる。 また O Kゾ ーン 4 4 bはかなり広いため、 老人等の競技者であ つても、 パッティ ングの最終段階であまり緊張感を 高める必要がな く なり、 これによつて病的事故を未 然に防止することができる。
[0239] またゴルフボール 4 5が 0 Kゾーン 4 4 bに入つ たことで各競技者のパッティ ングが完了となるので、 ブレー時間が短縮され、 ゴルフ場の営業効率が向上 する。
[0240] なお、 たとえゴルフボール 4 5が 0 Kゾーン 4 4 b内に入っても、 ホールイ ンするまでパッティ ング をしたい場合には、 それも自由である。
[0241] 上記の 0 Kゾーンプラグ及び蓋プラグの本体は、 あまり多く弾まない反発特性を有する材料で構成し たので、 人工芝の上に落下してきたゴルフボール 4 5がパウ ン ド し過ぎるのを押さえ、 天然芝と同様な 反発特性を示す。 また更にこれに人工芝 4 9 , 5 8 を組み合わせているため、 天然芝のパッティ ンググ リーン上におけると同様のパッティ ング感覚や歩行 感覚が得られる。
[0242] また 0 Kゾーンプラグと同一直径で 0 Kゾーンプ ラグと交換することが可能である蓋プラグを少な く とも 1個地面に着脱自在に設けたので、 パッティ ン ググリ一ンの一部を切り取って穴を掘ることなく、 ホ一ルカ ップの位置を自由に変えてパッティ ンググ リーンの攻め方に変化を与え、 競技者がプレーのた びごとにコース攻略法に新たな興味を覚え、 楽しみ を増大させるようなパッティ ンググリーンを提供で き る。 上記第 3 3図〜第 4 0図に示す実施例は、 O Kゾ ーンブラグ及び蓋プラグの本体が大きいため、 グリ ーンへの設置やホールの変更が大変である。 このよ うな作業を簡単にできるようにした 0 Kゾーンと蓋 体を有するパッティ ングダリ一ンの実施例が第 4 1 図〜第 4 4図に示されている。
[0243] 第 4 1図はバッティ ンググリーン体を示す概略斜 視図である。 同図において、 ノ、'ッティ ンググリーン 体 6 0 (以下単にグリーン 6 0 という) は基体 6 0 aを有し、 例えば、 略長円形に形成される。 このグ リーン 6 0には円形の 0 Kゾーン 6 1 が複数個形成 してあり、 各 0 Kゾーン 6 1 の中央にはホール 6 2 を形成してある。 第 4 1図にはそれらの中の 1 つに 旗 6 3を立設した例を示しており、 他のホールは後 記の蓋体により閉塞され、 前記グリーン 6 0 の表面 と同じ状態になっている様子を示している。 前記基 体 6 0 a は合成樹脂の粉又は粒、 木材のおが屑、 土 壌、 又は、 スポンジ、 発泡樹脂等の多孔質の材料、 ゴム等の単体又はこれらのものを適宜混合して作つ た成型体で形成できる。 ところで、 前記基体 6 0 a を土壌の単体で形成した場合には、 大地と前記基体 6 0 a との区別はな く なるので、 その場合には基体 6 0 a とは大地となり、 土壌の単体ではないもの、 すなわち土と合成樹脂の粉やおが屑との混合物で前 記基体 6 0 aを形成する場合は、 そのように大地の 上部に敷設される部分が基体 6 0 a となる。 なお、 前記グリーン 6 0 の表層部は人工芝によつて形成し てあり、 各 O Kゾーン 6 1 は基体 6 0 aの表層部の 色とは異なる色をつけ、 この基体 6 0 aの表層部の 色と区別している。 また、 各 0 Kゾーン 6 1 と前記 基体 6 0 aの表層部の色はそれぞれ異なる色にした り、 0 Kゾーン 6 1 の幾つかはその表層部の色を同 じ色とし他の O Kゾーンの表層部の色を異なる色と し、 前記基体 6 0 aの表層部の色は更に他の色とす る等種々の色分けを設定することができる。
[0244] 第 4 2図は 0 Kゾーンの詳細を示す平面図である。 同図において、 前記基体 6 0 aの表面上に示され た 0 Kゾーン 6 1 は真円であり、 その中央の前記ホ —ル 6 2 の直径は約 1 0 8咖で深さは約 1 0 0 mmの 寸法に形成してある。 そして、 前記 O Kゾーン 6 1 の直径は約 8 0 0 mmに設定している。 なお、 0 Kゾ —ン 6 1 は前記基体 6 0 a と一体に形成しても、 前 記基体 6 0 aから分離できるよう別体に形成しても よい。 別体に形成する場合、 その材料は前記基体 6 0 a と同じ材料で形成することができる。 また、 こ の O Kゾーン 6 1 の表層部も人工芝で形成している < このように O Kゾーン 6 1が形成されているグリ ーン 6 0上で競技を行う場合、 この O Kゾーン 6 1 の外側のグリーン 6 0上に位置しているゴルフボー ル 6 4をパターによって前記ホール 3を狙って矢印 A方向に打つ。 その際、 前記ゴルフボール 6 4が前 記ホール 6 2 に入らずに 2点鎮線で示す前記 0 Kゾ ーン 6 1 内で止まってしまっても、 上述したように " 0 Kゴルフ " では、 それまでの競技打数に 1打加 えることによってそのフェアウェイでの競技を終了 することができる。
[0245] 第 4 3図は、 第 4 2図に示す A— A線断面図であ る。 同図において、 ホール 6 2 は筒体 6 2 a と缶体
[0246] 6
[0247] 6 2 bによつて形成してあ 5る。 前記筒体 6 2 aには 底板 6 2 cを形成してあり、 その中央部からは小筒 体 6 2 dが下方に延び出ている。 そして、 前記筒体 6 2 a と缶体 6 2 bは金属や合成樹脂材で形成され ている。 前記缶体 6 2 b は前記基体 6 0 a に設けた 穴の底部に固定し、 この缶体 6 2 bの上に前記筒体 6 2 aを載置してある。 その結果、 前記筒体 6 2 a と前記缶体 6 2 bの外週壁は前記穴の内壁に包囲さ れて定置されている。
[0248] 前記筒体 6 2 a は、 前記小筒体 6 2 dに鈎棒 6 5 の端部を挿入し、 この鈎棒 6 5を少し捻じって、 こ の鈎棒 6 5 の鉤部を前記小筒耐 6 2 d の縁部に引つ 掛けて前記鈎棒 6 5を引き上げれば、 前記基体 6 0 a に設けた前記穴から容易に抜き取れるようにして ある。 そのため、 前記筒耐 6 2 a は前記穴に着脱で きる。
[0249] 第 4 3図に示されたホール 6 2 は競技中に使用さ れている状態にあるものであり、 競技中に未使用の ホール 6 2については以下に説明する。
[0250] 第 4 4図は、 競技中に未使用状態のホールを示す 断面図である。
[0251] 同図において、 未使用のホール 6 2 は、 前記缶体 6 2 bの上に前記筒体 6 2 aに代え蓋体 6 6を設け ている。 この蓋体 6 6は前記筒体 6 2 a と外径の寸 法が同じに形成されており、 前記缶体 6 2 b と連通 状態に載置されている。 この蓋体 6 6 は前記基体 6 0 a と同様の材料で形成し、 例えば、 ゴムで円柱状 に形成してある。 この蓋体 6 6の中央部には通孔 6 7を設けてあり、 この蓋体 6 6の表層部は人工芝 6 8で形成している。 そのため、 前記蓋体 6 6の表層 部の人工芝 6 8 は前記 0 Kゾーンの表層部の人工芝 6 9 と区別がつかないほどよ く マッチさせることが できる。 なお、 前記蓋体 6 6に設けられている通孔 6 7 の直径はゴルフボールの直径より も小さ く形成 してある。
[0252] なお、 人工芝は、 上記第 1 0図に示す構造に形成 すればよい。
[0253] 以下、 前記構成のパッティ ンググリーン 6 0を適 用したゴルフ場を使用する場合について以下説明す る。
[0254] 先ず、 競技を始めるに当たり、 前記複数の O Kゾ ーン 6 1 の中から 1つの 0 Kゾーンを選定する。 そ して、 その 0 Kゾーン内に設けられたホール 6 2 の 蓋体 6 6を取り外し、 そこに旗が立てられる。 次い で、 選定された 0 Κゾーンの色が各競技者に告げら れ、 各競技者はその 0 Κゾーンとホールを狙って競 技が開始される。
[0255] 競技が進行してゴルフボールがグリーン 6 1 に近 づく と、 グリーン上で前記選定された 0 Κゾーンの ホールに旗が立てられているので各競技者には使用 ホール 6 2がすぐに分かる。 その後、 グリーン 6 1 上での競技に移ると使用ホール 6 2の周囲に示され ている 0 Κゾーンの色がグリーンの緑色の中からは つきり と認識できる。 そして、 競技は使用されてい る 0 Κゾーン又はその内部のホールのいずれかにゴ ルフボールか矢印 Α方向に転がって入ると、 そのフ ヱァゥヱイでの競技が終了となる。 ホールを変更す る場合には、 それまで使用していた 0 Kゾーン内の ホールに蓋体を嵌め入れ、 他の 0 Kゾーン内におけ るホールの蓋体を取り外す。 この作業は前記蓋体の 直径が十セ ンチメ ー トル程度であるから一人で簡単 に行える。
[0256] 上記各ゴルフコースにおいては、 上述したように、 飛距離を短く構成したゴルフボールを使用すること が好ま しい《
[0257] 第 4 5図〜第 4 9図には、 従来の公式ゴルフボ一 ルと同一直径、 同一重量でありながら、 その内部構 造を 3つの層に分割して、 表層部から内都に 1¾かう に従って順次軟らかく なる構造とすることで、 従来 の ドライノ 一等のゴルフク ラブによるフルショ ッ ト で公式ゴルフボールの約 1 / 2 ( 1 0 0 m程度) の 飛距離しか得られないゴルフボールであって、 しか もアプローチ及びパッティ ング感覚は公式ゴルフボ
[0258] —ルと何ら変わらないゴルフボールが示されている。 図に示すゴルフボール 7 0 は、 直径が従来の公式ボ ールの直径の範囲、 すなわち 4 1. 1 5讓乃至 4 2. 6 7譲の範囲に、 重量が従来の公式ゴルフボールの 重量の範囲、 即ち 4 4. 5 0 g乃至 4 5. 9 2 gの 範囲にそれぞれ設定されており、 表層部 7 0 a、 中 間層部 7 0 b及び中心部 7 0 cに 3分割され、 表層 部 1 a はゴムと充塡剤とを舍む公式ゴルフボールと 同一の組成物で構成され、 中間層部 7 0 bは表層部 7 0 a の組成物より も比重が大き くかつより軟質の 組成物で構成され、 中心部 7 0 c は中空に形成され ている。
[0259] また従来の公式ゴルフボールと同一のアプローチ 感覚及びパッティ ング感覚を得るためには、 表層部 7 0 a の重量と、 中間層部 7 0 b及び中心部 7 0 c の合計重量とが等しく なければならない。 従って中 心層部 7 0 bを構成する組成物の比重は、 中心部 7 0 cが中空で比重が 0であるため、 表層部 7 0 aを 構成する組成物より も当然大き く なければならない またゴルフボール 7 0 の重量及び直径が従来の公 式ゴルフボールと同一の範囲に設定され、 なおかつ 中心部 7 0 cが中空に形成されているため、 その全 ての重量の表層部 7 0 a及び中間層部 7 0 bに集中 することになる。 このため重量は従来の公式ゴルフ ボールと同一であっても、 その慣性モーメ ン トは従 来の公式ゴルフボールより も大とつないる。
[0260] また上記ゴルフボール 7 0 においては、 表層部 7 0 a及び中間層部 7 0 bは、 最大直径部を半径方向 に貫通するゴルフティ一差し込み穴 7 0 dが形成さ れ、 第 4 9図に示すように、 芝 7 1 に差し込まれた ゴルフティー 7 2をこのゴルフティ一差し込み穴 7 0 dに差し込んで常にティーアップしてショ ッ トを 行うように構成されている。 なお、 上記差し込み穴 の深さは 4 〜 8 讓、 直径 3 〜 5 讓程度の大きさが好 ま しい。 上記差し込み穴 7 0 d にティーの突起 7 2 aを差し込むことによりボールを安定に支持できる ので、 このような差し込み穴 7 0 d と突起 7 2 a の 構造は通常の飛距離を有するゴルフボールに設ける こ ともできる。
[0261] 上記ゴルフボールは、 表層部 7 0 aが従来の公式 ゴルフボールで使用されているソ リ ッ ドボ一ルを構 成するものと同一の組成物で形成され、 また中間層 部 7 0 bは表層部 7 0 a より も硬度が小さい組成物 であって、 表層部 7 0 a の組成物より も比重の大き い組成物で構成されているため、 表層部 7 0 aから 中間層部 7 0 b、 中心部 7 0 cに向かうに従って次 第に硬度が小さ くなり、 表層部 7 0 aから次第に柔 らかく なるように構成されているため、 第 5 0図に 示すよう に、 ゴルフク ラブ 7 3 によってゴルフボー ル 7 0をフルショ ッ ト した場合には、 その衝撃力が 表層部 7 0 aのみでは吸収しきれず、 これが中間層 部 7 0 b及び中心部 7 0 cにも及ぶため、 打った瞬
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[0263] 間にゴルフボール 7 0全体 oが従来の公式ゴルフボ一 ルより も大き く変形してフルシ ョ ッ ト時の衝撃が吸 収され、 初速が約 1 / 2 となる。 このため同図に示 すように、 フルショ ッ ト時における最大飛距離 Lは 従来の公式ゴルフボール 1 0の 2 0 0 m程度の約 1 ノ 2、 すなわち 1 0 0 m程度となる。
[0264] また 9番アイアン等でピッチングを行った場合に は、 そのショ ッ ト時の衝撃があまり大き く ないため、 そのほとんどが表層部 7 0 aで吸収され、 この結果 従来の公式ゴルフボール 7 4をピッチングしたと同 様なアプローチ感覚が得られる。
[0265] また第 5 1図に示すように、 パター 7 5によって 上記ゴルフボール 7 0をパッティ ンググリーン (図 示せず) 上においてパッティ ングした場合には、 ピ ツチングにおけるより も更にその街撃が小さいので、 その衝撃は表層部 7 0 aのみで吸収されるため、 従 来の公式ゴルフボールにおけるパッティ ング感覚と 全く 同一の感覚でパッティ ングを行う ことができる。 従ってグリーン上におけるプレーは従来の公式ゴル フボールを使用したと全く同一の感覚で楽しむこと ができ、 何ら違和感がないのである。 なお同じ強さ でパッティ ングを行った場合、 上記ゴルフボール 7 0 はその硬さが全体として軟らかい分だけ従来の公 式ゴルフボール 7 4 に比べて到達距離 £がわずかに 短く なることもあり得るが、 実用上問題はない。 一 方ゴルフボール 7 0 の慣性モーメ ン トが大きい分だ け転動時の運動のエネルギが大き くなるので、 公式 ゴルフボール 7 4 と到達距離 £は同じになることも あり得る。
[0266] 上記第 4 6図に示すゴルフボールは、 中心部を中 空に形成したが、 中心部を忠実に形成した実施例力 第 5 2図に示されている。 図において、 ゴルフボ一 ノレ 7 6 は、 直径が従来の公式ゴルフボールの直径の 範囲、 すなわち 4 1 . 1 5 讓乃至 4 2 . 6 7 咖の範 囲に、 重量が従来の公式ゴルフボールの重量の範囲、 すなわち 4 4 . 5 0 g乃至 4 5 . 9 2 gの範面にそ れぞれ設定されており、 表層部 7 6 a、 中間層部 7 6 b及び中心部 7 6 cに 3分割され、 表層部 7 6 a はゴムと充塡剤とを舍む公式ゴルフボールと同一の 組成物で構成され、 中間層部 7 6 b は表層部 7 6 a の組成物より も比重が小さ くかつ軟質の組成物で構 成される。 中心部 7 6 c は表層部 7 6 a の組成物よ り も比重が大き くかつより硬質の鉄、 鉛等の組成物 で構成されている。
[0267] 上記ゴルフボールも、 上記第 4 6図に示すゴルフ ボールと同様にフルショ ッ ト しても公式のゴルフボ —ルの約 2分の 1程度の飛距離となる。
[0268] 上記ゴルフボールは、 公式のゴルフボールと同一 直径、 同一重量にしたため、 全体の比重は 1以上で ある。 そのため、 池等に落ちた場合には公式のゴル フボールと同様に水中に沈んでしまい、 ロス トボ一 ルとして扱われ、 競技者にとってもまたゴルフ場の 管理者にとってもロス トボールの回収に多く の手間 を要するという欠点があった。 そして、 このゴルフ ボールが使用されている狭いゴルフ場では池も小さ く しかも浅く なるので、 αス トボールとなったゴル フボールが池の中に溜まると目立つようになり、 ゴ ルフ場の景観を損ねることにもなりかねないという 難点があった。
[0269] 第 5 3図、 第 5 4図は水に浮く ようにしたゴルフ ボールの実施例が示されている。
[0270] 同図において、 ゴルフボール 7 7 は、 直径が従来 の公式ゴルフボールの直径の範囲、 すなわち 4 1 . 1 5讓乃至 4 2 . 6 7 鴯の範囲に設定された球体に 形成してあり、 該球体は表層部 7 7 a、 中間層部 7 7 b及び中心部 7 7 c の 3 つに区分されている。 表 層部 7 7 a はゴム と充塡剤とを舍む公式ゴルフポー ルとほぼ同等の組成物で構成され、 中間層部 7 7 b は表層部 7 7 a の組成物より も比重が小さ くかつ該 表層部より軟度の高いすなわち柔らかい組成物 (例 えば発泡材、 発泡ポリ エチレン、 発泡ポリ ウ レタ ン 等) で形成されている。 また中心部 7 7 c は中間層 部 7 7 bより も更に比重が小さ く、 かつ該中間層よ り軟度の高い組成物で構成されている。 従ってゴル フボール 7 7 は表層部 7 7 aから中心部 7 7 cに向 けて次第に軽くかつ軟質となるように構成されてい る。 そしてゴルフボール 7 7全体の比重は、 1 . 0 未満、 すなわちゴルフボール 7 7が水に浮く ような 重量、 例えば 3 0乃至 3 6 gに設定されている。 上記ゴルフボール 7 7 は表層部 Ί Ί aから中間層 部 7 7 b、 中心部 Ί 7 cへと順次比重が小さ く、 か つ柔らかく なって行く ので、 フルショ ッ トを行った 場合には衝撃力が中心部 7 7 cにまで到達して公式 のゴルフボールより も緩やかに該衝撃力を吸収して 飛距離を小さ く し、 パッティ ング等の衝撃力の小さ い場合には衝撃力は表層部 7 7 a にしか及ばず、 従 つて硬い公式のゴルフボールと全く同一の感触が得 られる。
[0271] すなわち、 第 5 6図に示すように、 ゴルフク ラブ 7 8 によって矢印 Aに示すよう にゴルフボール 7 7 をフルショ ッ ト した場合には、 その衝撃力を表層部 7 7 a のみでは吸収しきれず、 これが中間層部 7 7 b及び中心部 7 7 cにも及ぶため、 打った瞬間にゴ ルフボール 7 7全体が従来の公式ゴルフボールより も大き く変形してフルショ ッ ト時の衝撃力が吸収さ れ、 打ち出しの初速度が従来のゴルフボールの約 1 ノ 2 となる。
[0272] また 9番アイ アン等でピッチングを行った場合に は、 そのショ ッ ト時の衝撃力があまり大き く ないた め、 そのほとんどが表層部 7 7 a及び中間層部 " 7 7 bで吸収され、 この結果従来の公式ゴルフボールを ピッチングしたのと略同様のアブローチ感覚が得ら れる。
[0273] また第 5 7図に示すように、 バター 7 9によって 上記ゴルフボール 7 7をパッティ ンググリーン上 (図示せず) で矢印 Bに示す如くパッティ ングした 場合には、 ピッチングにおけるより も更にその衝撃 力が小さいので、 その衝撃力は表層部 7 7 a のみで 吸収される。 そのため、 従来の公式のゴルフボール におけるパッティ ング感覚と全く同一の感覚でパッ ティ ングを行う ことができる。
[0274] なお、 ゴルフボール 7 7 はその全体の比重が 1未 満であるため、 第 5 5図に示すように、 ゴルフボー ル 7 7が池 8 0 の水 Wの中に落ちた場合には、 水 に浮く ことになり、 ちょ っと待つか又は風や棒切れ 等によりゴルフボール 7 7を池 8 0から回収するこ とが簡単にできる。 このため、 従来のようにゴルフ ボールが池 8 0の中に沈み次第に底へ溜まるという ようなことは全く な く、 競技者もゴルフ場の管理者 もゴルフボール 7 7を池 8 0から回収するのが非常 に簡単になる。 従ってゴルフボール 7 7がロス トボ —ルになることによる損失及び小さな池 8 0がロス トポールで一杯になってゴルフ場の景観を損ねるこ ともな く なる。
[0275] 第 5 8図〜第 6 0図に示すゴルフボールは、 ボー
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[0277] ルに貫通孔を設けることに 5より、 飛距離を短く した ものである。 図において、 ゴルフボール 8 1 は直径 及び重量が次のごと く に設定される。
[0278] 直径はスモール (ィ ングリ ッ シュサイ ズ = 4 . 1 cm ) 以上ラージ (アメ リ カ ンサイ ズ = 4 . 3 cm ) 以 下の範囲にあり、 また重量は 1 . 6 オ ンス ( 4 6 g ) 以内の範囲にある。 これは公式ボールの直径及び重 量の範囲とほぼ同じである。 該ゴルフボール 8 1 の 三方の直径軸に貫通孔 8 2をそれぞれ形成してあり、 該貫通孔 8 2 はそれぞれ該ゴルフボール 8 1 の中心 部で互いに直交するように形成してある。 したがつ て、 該ゴルフボール 8 1 の表面上には合計 6箇所の 貫通孔 8 2 の開口が臨んでいる。
[0279] 前記ゴルフボール 8 1 のボール体は中層部 8 4を 表面部 8 3で包囲して形成してあり、 前記中層部 8 4の中心部 8 5 は空洞に形成している。 そして、 前 記表面部 8 3 は公式のゴルフボールと同一の硬質プ ラスチックで形成してある。 また、 前記中層部 8 4 は例えば比重が大きなゴムまたは軟質ブラスチック 等で形成してあり、 前記貫通孔 8 2の側壁は表面部 8 3から中心部 8 5の空洞に近づく につれて次第に 拡がるテーパ面に形成している。 上記中間層は、 複 数層に形成することもできる。
[0280] しかして、 上記構成のゴルフボール 8 1 を不図示 のゴルフク ラブでフルショ ッ ト した際に滑空中にあ るゴルフボール 8 1 の表面上を急激に流れる空気 (以下高圧空気) に対し、 前記ゴルフボール 8 1 の 中心部 8 5内にある空気は流動せずに一定圧の状態 になっている。 また、 前記ゴルフボール 8 1 がいか なる向きになってもその進行方向を向く半球面には 前記 6個の貫通孔 8 2のいずれかが位置する。 この ため前記ゴルフボール 8 1 の表面上にある高圧空気 と前記ゴルフボール 8 1内の空気との間で圧力差を 生じ、 前記貫通孔 8 2を介して前記高圧空気が前記 ゴルフボール 8 1内に流入する。 該流入した前記高 圧空気が該ゴルフボール 8 1内に充満し圧縮され、 前記高圧空気が流入した前記貫通孔 8 2以外の貫通 孔 8 2を通って該ゴルフボール 8 1 の外部に流出さ れる。 該高圧空気が前記ゴルフボール 8 1内への流 入、 流出を行う過程において前記滑空中のゴルフボ ール 8 1 の運動エネルギが消耗され飛距離が縮まる, 上記ゴルフボール 8 1 はティーグラウ ン ド上での ウ ッ ド及びフェアウェイ上でのアイ ア ンによるフル ショ ッ トでは従来のゴルフボールとショ ッ ト時の手 応えは各々ゴルフボールの重量が同じであるため同 様な感覚が得られるが、 中間層の材質及び貫通孔を 有する構成により飛距離が縮まる。 また、 グリーン 上でのバッ トでは従来のゴルフボールと手応えが同 じばかりか滑走距離はほぼ同じである。
[0281] ゴルフボールの飛距離は、 ボールの表面に設ける
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[0283] ディ ンブルの形状を適宜の 7形状にすることにより、 短く することもできる。 すなわち、 球状の表面と、 該表面に外形輪郭が任意形状の底面を有する凹部を 所定数形成し、 該底面には前記表面からつながる側 面が囲繞するように設けられ、 断面輪郭形状が略台 形に形成される凹部を有することを特徴とするゴル フボールは、 飛距離が短い。
[0284] 第 6 1図〜第 6 3図は、 その実施例の 1 つであり、 ゴルフボール 8 6 の表面 8 7から形成される う ちの 1 つの正面外形輪郭形状が真円のディ ンプル (凹部) 8 8 はその直径が約 4 讓程度の大きさに形成され、 このディ ンプル 8 8 の底面 8 9 の形状も外形輪郭形 状と同じ真円に形成され、 この底面 8 9 の直径は約 2 . 5 議の大きさを有している。 このディ ンプル 8 8の底面 8 9 は、 平面かもし く はゴルフボール 8 6 の表面 8 2 と同一の曲率を有する曲面に形成されて いる。 そして、 ディ ンプル 8 8 の外形輪郭から底面 8 9 までは、 惜鉢状に円環状の側面 9 0が形成され ている。 この側面 9 0 は、 平面を円環状に形成する か多少湾曲した曲面を円環状に形成している。 上記 ディ ンプルは、 ゴルフボールの全面にわたって複数 個設けられる。
[0285] 第 6 4〜第 6 6図は、 他の実施例を示している。 ゴルフボール 9 1 の表面 9 2に形成されるう ちの 1 つの外形輪郭形状が六角形のディ ンブル 9 3 は、 そ の対向する 2辺の距離が約 4醒程度の大きさに形成 され、 このディ ンプル 9 3 の底面形状 (以下単に底 面 9 4 ) も外形輪郭形状と同じ六角形に形成され、 この底面 9 4の対向する 2辺の距離が約 2 . 5讓の 大きさを有している。 このディ ンプル 9 3 の底面 9 3 は平面かもし く はゴルフボール 9 1 の表面 9 2 と 同一の曲率を有する曲面に形成されている。 そして、 このディ ンプル 9 3 の外形輪郭から底面 9 4 までは 略憎鉢状の側面 9 5が形成されている。 この側面 9 5 は平面もしく は曲面に形成されている。
[0286] 上記構成のディ ンプル 9 3をゴルフボールの全面 全体に形成してある。 なお、 上記ゴルフボール 9 1 の表面 9 2上に形成するゴルフボール 9 1 の内部側 に凹となるディ ンブル 9 3 の外形輪郭形状は第 6 7 図、 第 6 8図に示すように八角形やその他の多角形 であってもよい。
[0287] 第 6 9図〜第 7 1図は、 さらに他の実施例を示し ている。 同図において、 ゴルフボール 9 6 の表面 9 7 に形成される う ちの 1 つの正面外形輪郭形状が真 円のディ ンプルう 9 8 は、 その直径が約 4 醵程度の 大きさに形成され、 このディ ンプル 9 8 の上面形状 も外形輪郭形状も同じ真円に形成され、 この上面の 直径は約 2 . 5 譲の大きさに形成される。
[0288] このディ ンブル 9 8の上面 9 9 は平面も し く はゴ ルフボール 9 6 の表面 9 7 と同一の曲率を有する曲 面に形成されている。
[0289] そして、 ディ ンブル 9 8の外形輪郭から上面 9 9 までは円環状の側面 1 0 0が形成されている。 この 側面 1 0 0 は平面を円環状に形成するか多少湾曲し た曲面を円環状に形成している。
[0290] 第 7 2図〜第 7 4図に示すゴルフボール 1 0 1 の 表面部 1 0 2 に形成されるう ちの 1 つの正面外形輪 郭形状が六角形のディ ンプル 1 0 3 はその対向する 2辺の距離が約 4 mm程度の大きさに形成され、 この ディ ンプル 1 0 3 の上面形状 (以下単に上面 1 0 4 ) も外形輪郭形状と同じ六角形に形成され、 この上面 1 0 4 の対向する 2辺の距離は約 2 . 5 顧の大きさ を有している。 このディ ンプル 1 0 3 の上面 1 0 4 は平面かもし く はゴルフボール 1 0 1 の表面部 1 0 2 と同一の曲率を有する曲面に形成されている。 そ してこのディ ンプル 1 0 3 の外形輪郭から上面 1 0 4までは所定の傾斜に 6面に側面 1 0 5が形成され ている。
[0291] 第 7 5図〜第 7 7図に示すゴルフボール 1 0 6 の 表面 1 0 7 に形成されるうちの 1つの正面外形輪郭 形状が八角形のデイ ンプル 1 0 8はその対向する 2 辺の距離が約 4 腿程度の大きさに形成され、 このデ ィ ンプル 1 0 8 の上面形祅 (以下単に上面 1 0 9 ) も外形輪郭形状と同じ八角形に形成され、 この上面 1 0 9 の対向する 2辺の距離は約 2 . 5 咖の大きさ を有している。 このディ ンプル 1 0 8 の上面 1 0 9 は平面かもしく はゴルフボール 1 0 6 の表面 1 0 7 と同一の曲率を有する曲面に形成されている。 そし てこのディ ンプル 1 0 8 の外形輪郭から上面 1 0 9 までは所定の傾斜に 8面の側面 1 1 0が形成されて いる。 この側面 1 1 0 はそれぞれ平面もしく は曲面 に形成されている。
[0292] 上記各ディ ンプル 8 8 , 9 3 , 9 8 , 1 0 3 , 1 0 8 の正面外形輪郭形状は三角形や五角形、 その他 の多角形であっても良い。
[0293] なお、 上記各実施例に示したゴルフボール 8 6 , 9 1 , 9 6 , 1 0 1 , 1 0 6の表面上に凹又は凸と なるディ ンプルを組み合わせて形成しても良い。 上記各ゴルフボールの表面上に形成するディ ンプ ルに底面もしく は上面を形成することによりディ ン プルの表面積を大き く し、 これによつて空気の抵抗 が大き く なり飛距離が伸びない。 上記ゴルフボールのディ ンプルは、 表面全域にま たがる凹条に形成することもできる。 そして凹条の 模様を種々変えると、 該凹条によりゴルフボールを 識別することができ、 簡単に消えることもない。
[0294] 第 7 8図〜第 8 4図に示すゴルフボール 1 1 1 は、 例えば、 直径が 4 1 . 1 5 脑〜 4 2 . 6 7 醒、 重さ 4 4 . 5 0 g 〜 4 5 . 9 2 gの各範囲内で形成され る球体である。 また、 前記ゴルフボール 1 の材料は 軟質ゴム、 プラスチッ ク、 発泡ポリ ウ レタ ン等が使 用される。 このゴルフボール 1 1 1 の球面には、 例 えば、 曲線状の凹条で形成した表示模様 1 1 2 (以 下、 単に模様 2 という) を設けている。
[0295] 第 7 8図に示すように、 正面から見て模様 1 1 2 はゴルフボール 1 1 1 の円形輪郭に沿って反時計方 向にうねり円形のほぼ中央を右に横切り、 次いで、 円形輪郭に沿って時計方向にうねる赂 S字形になつ ている。 平面からみると、 模様 1 1 2が左側から右 側へ膨出する略横 Ω文状に表示されている様子を示 しており (第 8 0図) 、 左側面図には模様 1 1 2 の 曲線端部が円形の中心に向かって 6 0 ° の間隔で 3 方向から延びている様子を示している (第 8 2図) 。 模様 1 1 2を背面から見ると、 模様 1 1 2 は正面図 に示される模様 1 1 2 と対称であり (第 7 9図) 、 模様 1 1 2を底面から見た場合、 模様 1 1 2 は平面 図に示される模様 1 1 2 と対称な形状になっている (第 8 1図) 。
[0296] そして、 左側面図と右側面図に示される模様 1 1 2 は円形の中心に関して点対称になっている (第 8 2図、 第 8 3図) 。
[0297] 第 7 8図の A— A線断面図である第 8 4図は前記 模様 1 1 2 の形成されている部分が前記ゴルフボー ル 1 1 1 の表面より若干四んでいる様子を示してい る。 また、 この断面図に示す前記ゴルフボールは均 一な材料で形成してあるが、 表層部をプラスチック で形成し芯核部を発泡ポリ ウ レタ ンとした層状構造 に形成することもできる。 このような構成により、 前記ゴルフボール 1 1 1 はあまり飛距離が延びない ように構成してあり、 その上、 前記模様 1 1 2を形 成する前記凹条の凹みによる空気抵抗とが相俟って 一層飛距離が延びないようになつている。 従って、 このゴルフボール 1 1 1をゴルフク ラブでフルショ ッ ト した場合であっても、 従来のゴルフボールに比 ベ、 かなり飛びがよ く ない。
[0298] 第 8 5図〜第 9 1図に示すゴルフボール 1 1 3 の 模様 1 1 4 は正面から見て算用数字の 「 3 」 に似た つづら折れ状に形成されている (第 8 5図) 。 この ため、 第 8 7図に示すように平面から見た模様 1 1 も正面から見た模様 1 1 4 とほぼ同一である。 第 8 9図に示すように、 左側面から見た模様 1 1 4 は ゴルフポール 1 1 3 の球形を表す輪郭の円形面の上 下左右の円弧形として表れている。
[0299] 第 9 1図に示す断面図から明らかなように、 円形 の上下左右にそれぞれ 2個ずつ前記模様 1 1 4を形 成する前記凹条の凹みが表れている様子が示されて いる。 また、 第 8 6図に示すように背面から見た模 様 1 1 4 の曲線は、 正面の模様 1 1 4 と線対称とな り、 底面の模様 1 1 4 は平面から見た模様 1 1 4 と は対称的になっている (第 8 8図) 。 そして、 右側 面から見た模様 1 1 4 は左側面の模様 1 1 4を略 9 0 ° 程左右どちらかに移動させたときに表れる模様 と同じである (第 8 9図、 第 9 0図) 。
[0300] 第 9 2図〜第 9 8図に示すゴルフボール 1 1 5に 描かれた模様 1 1 6 は上下方向に長い 3本の波線に 形成され、 第 9 2図に示す正面図では、 この波線の ほぼ中央部分はそれぞれが右側に膨らむ曲線となつ ている。 この中央部分の波線を挟む上下部分の波線 はそれぞれ左側に膨らむ曲線になっており、 平面か ら見た模様 1 1 6 は正面図の模様 1 1 6 とほぼ同様 な形状に表れている (第 9 4図) 。
[0301] 一方、 左側から見た模様 1 1 6 は上下左右方向に やや突出する環状の曲線が表れている (第 9 6図) 。 また、 第 9 7図に示すように右側面からの模様 1 1 6 は、 左側面から見た模様 1 1 6を左右どちらかに 約 4 5 ° 程回転させた際表れる模様と同一になる。 第 9 8図に示すように、 断面図には、 円形の周囲に 8つの前記凹条の凹みが表れている様子が表示され ている。
[0302] 第 9 9図〜第 1 0 5図に示すゴルフボール 1 1 7 の正面から見た模様 1 1 8 は、 アルフ ァ べ ッ 卜 の S 字に似た形状に形成され、 平面図にはゴルフボール の輪郭形状である円形のほぽ中央位置で右側に略横 U字状に膨らむ曲線が表されている (第 9 9図、 第
[0303] 1 0 1図) 。 左側面から見た模様 1 1 8 はゴルフボ —ル 1 1 7 の中心点から約 6 0 ° ずつの簡隔に離れ て筋状の円弧が表れている (第 1 0 3図) 。 背面と 底面から見た模様 1 1 8 は前記正面と平面から見た 模様 1 1 8 と対称的な形状に表れ (第 1 0 0図、 第
[0304] 1 0 2図) 、 右側面の模様 1 1 8 は前記左側面の模 様 1 1 8 と 1 8 0 ° の点対称な模様 1 1 8 に表れて いる (第 1 0 4図) 。 そして、 第 1 0 5図に示す断 面図には円形の周囲に 6つの前記凹条の凹みが表れ ている様子がしめされている。
[0305] なお、 前記模様は前記実施例に示した模様以外に も、 四方八方からゴルフボールの模様が認識できる ものであればどのような模様であってもよい。 また. 前記凹条の凹みの深さを深浅適宜に選択することに より飛距離を調整することができる。
[0306] 第 1 0 6図〜第 1 1 3図には、 軟質ゴム、 軟質プ ラスチック、 発泡ポ リ ウ レタ ン、 その他の材料で球 体を形成し、 該球体の球面に飛距離を抑制するのに 適する形状の凹陥部を形成したゴルフポールが示さ れている。
[0307] 第 1 0 6図、 第 1 0 7図に示すゴルフボール 1 1 9 は、 横へジグザグ状に、 縦は列状に凹陥部 1 2 0 を多数配置して形成してある。 前記凹陥部 1 2 0 の 形状は楕円の長手方向における周辺中央部が括れた 形状に形成してあり、 また前記凹陥部 1 2 0の内部 には前記楕円のほぼ焦点を中心とする円形の島状残 部 1 2 1 を形成している。
[0308] 図示のものは前記島状残部 1 2 1 の表面とゴルフ ボール 1 1 9の表面 1 2 2 とは同じ高さに形成して あるが、 前記島状残部 1 2 1 を前記表面 1 2 2より も高く島状突部に形成することもできる。 また、 前 記ゴルフボール 1 1 9 の材料は一種類の材料、 例え ば、 軟質ゴム、 軟質プラスチック等で単層に形成し たり、 表層部をプラスチ ッ クで形成し、 芯核部を発 泡ポリ ウ レタン等の発泡合成樹脂とした層状構造に 形成することもできる。 そして、 前記凹陥部 1 2 0 の前記表面 1 2 2からの深さは前記ゴルフボール 1 1 9をショ ッ ト した際、 飛距離が延びないように抑 制されて適宜の飛距離を得るのに適する寸法に設定 してある。 なお、 前記凹陥部 1 2 0の断面形状は図 示のもでは弧状に形成しているが、 左に 9 0度倒し たコの字状あるいはこれと孤状の中間的な形状とし 前記ゴルフボール 1 をショ ッ ト した際の飛距離が適 切になるようにその形状を選定するとよい。
[0309] 第 1 0 8図、 第 1 0 9図に示すゴルフボール 1 2 3 は凹陥部 1 2 4が縦横に多数列設されており、 前 記凹陥部 1 2 の形状は十文字を 4 5度傾けた形状 に形成してある。 この凹陥部 1 2 4の内部には、 第 1 0 6図に示したような島状残部を形成していない 力 例えば、 前記凹陥部 1 2 4の中央部分に島状残 部又は島状突部を設けることもできる。 上記凹陥部
[0310] 1 2 4 は端部 1 2 5を浅く形成してあり、 また島状 残部 1 2 6 はゴルフボールの表面と同じ高さに形成 してある。
[0311] 第 1 1 0図、 第 1 1 1図に示すゴ.ルフボール 1 2 7 は、 横へジグザグ状に、 縦は列状に凹陥部 1 2 8 を多数配置して形成してある。 前記凹陥部 1 2 8の 形状は長方形 1 2 8 aに形成してあり、 その内部の ほぼ中央部には円形の島状残部 1 2 9又は島状突起
[0312] 1 3 0を形成している。
[0313] 第 1 1 2図、 第 1 1 3図に示すゴルフボール 1 3 1 は、 四陥部 1 3 2を菱形状に配列し、 該凹陥部 1 3 2によりほぼ菱形状の島状残部 1 3 3を形成して いる。
[0314] しかして、 前記凹陥部が球面全体に設けられた上 記ゴルフボールをゴルフク ラブでフルシ ョ ッ ト した 場合、 前記凹陥部が前記ゴルフボールの飛ぶ方向の 空気に逆らい、 前記ゴルフボールの空気に対する抵 杭が大き く なり飛距離が延びないように抑制される なお、 前記凹陥部の形状は前記実施例で示した以外 の形状にしても前記ゴルフボールの飛距離が延びな いように抑制できる。
[0315] なお、 一般にゴルフボールの外面には、 番号や名 前を印刷して識別できるように構成されているが、 ボールが転がった状態によっては見えに く いことが あった 0
[0316] 第 1 1 4図〜第 1 3 3図にはゴルフボールがいか なる姿勢にあるときであっても模様を認識できるよ う前記ゴルフボールの表面に任意の模様を表示した ことを特徴とするゴルフボールが示されている。 第 1 1 4図、 第 1 1 5図に示すゴルフボール 1 3 4 は例えば弾力性を有するゴム、 合成樹脂又はこれ らの組み合わせによって形成され、 このゴルフボー ルの直径は 4 2 . 6 7讓〜 4 1 . 1 5議の大きさに 形成される。 このゴルフボール 1 3 4 の相対向する 2つの項部区域に 3重の円環 1 3 5が描かれる。 こ の円環 1 3 5 の幅は約 3讓に形成され、 円環 1 3 5 と円環 1 3 5 との隙間は約 1蘭に設けられている P そして、 この最も内側の円環 1 3 5に囲まれるよう に直径 4議の丸 1 3 6がその中心点を前記の交点と 同一にして描かれている。 上記の模様を点対称にゴ ルフボール 1 3 4上へ 2箇所の交点のある部分に描 かれている。 そして、 上記 2つの交点を上下とした 場合のゴルフボール 1 3 の側面には模様は描かれ ていない。
[0317] 第 1 1 6図、 第 1 1 7図に示すゴルフボール 1 3 7 は、 相対向する 2つの点を中心点とし、 一方、 同 一の中心点から描かれる 2つの円弧で囲まれる所定 の幅 (約 4 腿) を有する円弧状の曲線 1 3 8を形成 する。 このよ う に形成される曲線 1 3 8を 4本用い て凹曲側を前記のゴルフボール 1 3 7 の中心点方向
[0318] 8
[0319] に向けて、 それぞれの曲線 8の配置が点対称及び線対 称となるように構成する。
[0320] 上記の各曲線 1 3 8 は外側の円弧がそれぞれ近接 するように配置される。 そして、 上記 2つの交点を 上下とした場合のゴルフボール 1 3 7 の側面には模 様は描かれない。
[0321] 第 1 1 8図、 第 1 1 9図に示すゴルフボール 1 3
[0322] 9 は相対向する 2つの点の近傍に中心角約 9 0度の 径の大きい扇形からの径の小さい扇形を切り取った 残りの円弧状 (幅約 5 議 ) の曲線 1 4 0を表示し、 このように表示される曲線 1 4 0を 4本用いて凸に 湾曲する側をゴルフボール 1 3 9の中心点方向に向 けてそれぞれ点対称及び線対称となるように構成す る。
[0323] 上記の各曲線 1 4 0 はそれぞれ端部近傍が重なつ て幅約 9 mmとなるように配置される。
[0324] そして、 上記相対向する 2つの交点を上下とした 場合のゴルフボール 1 3 9 の側面区域には何も模様 が描かれていない。
[0325] 第 1 2 0図、 第 1 2 1図に示すゴルフボール 1 4 1 は、 相対向する 2 つの点から長さ 1 2 mm、 幅 3 咖、 両端を丸く形成した 8本の棒状の模様 1 4 2を前記 2つの点の回りに等間隔に放射状に点対称に並べら れている。
[0326] そして、 上記 2つの交点を上下とした場合のゴル フボール 1 4 1 の側面には模様 1 4 2が描かれてい ない。
[0327] なお、 上記の核ゴルフボールを示す図には、 ディ ンプルの表示を省略した。
[0328] 次に、 ゴルフボールの最大円周に沿って描かれる 任意形状の模様について説明する。
[0329] 第 1 2 2図、 第 1 2 3図に示すゴルフボール 1 4 3 は最大周長を舍む区域に、 幅 1 8 議の円周状の不 図示の帯に直径 6 譲の円 1 4 4を千鳥足状に 3列に 画成する。 そして、 ゴルフボール 1 4 3を前記円周 状の不図示の帯に対して直角方向からみると、 前記 3列に並ぶ円 1 4 4 の上下端にある列の円 1 4 4 の 約半分の形状が円環に並んで表れる。
[0330] 第 1 2 4図、 第 1 2 5図に示すゴルフボール 1 4 5の外皮面に形成される幅 1 8 讓の円周状の不図示 の帯には、 1辺約 6 讓の矩形模様 1 4 6が 3列に市 松模様に配置されている。 この矩形模様 1 4 6を円 周状の不図示の帯に対して直角方向から見ると上下 端よりに配置する矩形の一部分が円環状に形成され ている。
[0331] 第 1 2 6図、 第 1 2 7図に示すゴルフボール 1 4 7 の外皮面に形成される幅 1 8 讓の円周状の不図示 の帯には、 幅 3醒の曲線 1 4 8が葛折れに画成され ている。 そして、 円周状の不図示の帯に対して直角 方向から見たこのゴルフボール 1 は、 葛折れの曲線
[0332] 1 8の頂頭部分が一部表れる。
[0333] 第 1 2 8図、 第 1 2 9図に示すゴルフボール 1 4 9 は、 外皮面に形成される幅 1 8 mmの円周状の不図 示の带を、 例えば全面にゴルフボール 1 4 9 の外皮 面の色とは異なる着色を施し、 この帯に帯の長手方 向とはほぼ直角方向に笹の葉状の細長い白抜き模様
[0334] 1 5 0が描かれている。
[0335] 第 1 3 0図、 第 1 3 1図に示すゴルフボール 1 5 1 は、 外皮面に形成される幅 1 8 咖の円周状の不図 示の帯に両端が円形で、 この円形を繋ぐ中央部分の 棒状模様 1 5 2が括れている模様を帯の長手方向と は直角方向に並列している。 この模様 1 5 2を円周 状の不図示の帯に対して直角方向から見ると、 この 円形の端部がゴルフボール 1 5 1 の輪郭からそれぞ れ表れる。
[0336] 第 1 3 2図、 第 1 3 3図に示すゴルフボール 1 5 3 は、 外皮面に形成される幅 1 8 mmの円周状の不図 示の帯に凸レンズ状の模様 1 5 4を、 帯の長手方向 とは直角方向に凸レンズ状の模様 1 5 4 の湾曲線が 交わる両端が位置するように描かれている。 このゴ ルフボール 1 5 3を円周状の不図示の帯に対して直 角方向から見ると凸レンズ状の模様 1 5 4 のほぼ中 央部分から一端側がゴルフボール 1 5 3の外形輪郭 力、ら表れる。
[0337] なお、 上記実施例に示した図には、 ディ ンプルの 表示を省略した。
[0338] また、 ゴルフボールに描く模様は、 上記のごと く ゴルフボールの相対向する 2つの点を中心にそれぞ れ描くか又は帯状の円周状の区域に所定の幅を有し て描かれるものであれば、 上記実施例に示した模様 以外の任意形状の模様であっても良い。
[0339] 本発明のミニゴルフ競技場は、 上述のように公式 のゴルフコースより少ない数のゴルフコースを使用 して競技を行うので、 以下に述べるようなスコア力 ー ドを用いるとよい。
[0340] 第 1 3 4図〜第 1 3 6図に示すスコアカー ドは、 9つのゴルフコースを 5 コースからなるグループと 4 コースからなるグループに分けて使用する場合で ある。
[0341] 第 1 3 4図に示すスコアカー ド 1 5 5 は例えば横 書となるように、 例えば紙や合成樹脂板等の板状体 1 5 6に募線が引かれている。 この薪線の最上段に は、 競技会の協議会名を記入する欄 1 5 7が設けら れ、 この欄の下段には、 競技者名の記入欄 1 5 8及 びその右側には競技日の記入欄 1 5 9が設けられて いる。 これらの各記入櫬 1 5 7 , 1 5 8 , 1 5 9の 下には各ホール、 男性用距離表示、 女性用距離表示、 ハンディ キャ ップ、 基準打数の各欄 1 6 0 , 1 6 1 , 1 6 2 , 1 6 3 , 1 6 4が設けられている。 この基 準打数欄 1 6 4の下には、 各競技者名の記入欄 1 6 5及び各ホールでの競技打数を記入する空白の欄 1 6 6が設けられている。 これらの空白欄 1 6 6の下 方には、 アウ トコース、 イ ンコース、 総合打数、 ノヽ ンディ キャ ップ、 そして総合打数にハンディ キヤ ッ プを引いた打数を記入する記入欄 1 6 7 , 1 6 8 , 1 6 9、 1 7 0 , 1 7 1が設けられている。 最下段 の右側には、 競技者確認署名欄 1 7 2及びマーカー 確認署名欄 1 Ί 3が設けられている。
[0342] 一方、 縦書きのスコァカー ド 1 7 4 は (第 1 3 5 図) 、 紙もし く は合成樹脂板 1 Ί 5上に募線が引か れている。 この募線によって画成されるスコア力一 ド 1 7 4の左側には各ホール、 ノヽンディキャ ップ、 男性用距離表示、 女性用距離表示、 基準打数の各欄 1 7 6 , 1 7 7 , 1 7 8 , 1 7 9 , 1 8 0が設けら れていて、 それぞれ必要事項が記入されている。 競 技者名記入欄 1 8 1 は、 スコアカードの右側最上部 に設けられ、 この記入欄 1 8 1 の下方は各ホールで の各競技者の競技打数を記入する空白欄 1 8 2が設 けられている。 各ホール及び各ホールでの競技打数 記入欄 1 8 2の下には、 イ ンコース、 アウ トコース 及び総合打数記入欄があり、 さらに下には、 ハンデ ィ キヤ ップ記入欄 1 8 3 , 1 8 4 , 1 8 5 , 1 8 6 が設けられている。 その下方には、 総合打数からハ ンディキヤ ップを除いた競技打数の記入欄 1 8 7が 設けられている。
[0343] 9
[0344] この競技打数記入欄 1 8 37 の下には、 競技者名及 び同伴競技者名、 競技年月日を記入する欄 1 8 8 , 1 8 9 , 1 9 0が設けられている。
[0345] 第 1 3 6図に示すスコァカー ド 1 9 1 は、 前記し たスコアカー ド同様、 横書き用に露線が引かれてい る。 鄞線の最上段の左側には、 競技年月日と右側に は競技者の生年月日及び性別の記入欄 1 9 2 , 1 9 3が設けられている。 これらの各欄 1 9 2 , 1 9 3 の下には、 左右に矩形の囲いに募線が引かれてあり、 右側の囲いには、 1 〜 5 ホールまでの各ホール、 男 性用距離表示、 女性用距離表示及び基準打数の欄 1 9 4 , 1 9 5 , 1 9 6 , 1 9 7が設けられている。 この基準打数の欄 1 9 7 の下には、 各競技者名の記 入欄 1 9 8及び各ホールでの競技打数を数字以外の 例えば複数の折目を画成することによって記入欄 1 9 9を設けた各ホールでの競技限度打数を予め決め ておき、 この限度打数内で競技を行い、 折目に競技 打数を記入する。 上記と同様に、 右側の矩形に囲ま れる藝線内に各ホール、 各ホールでの男性用距離表 示、 女性用距離表示、 基準打数の各欄 1 9 4 , 1 9 5 , 1 9 6 , 1 9 7及び各欄の下には、 各競技者の 競技打数を記号や模様等で汧目に記入することによ つて競技打数を記録する。
[0346] 募線をホール別に見ると、 5ホールまでの鄞線の 右側には 5ホールのァゥ トコースの総合打数記入欄 2 0 0が設けられ、 9ホールまでの募線の右側には イ ンコースでの総合打数記入欄 2 0 1及びアウ トコ ース、 ィ ンコースの合計打数記入櫊 2 0 2、 ハンデ ィ キャ ップ 2 0 3、 そして総合競技打数からハンデ ィキヤ ップを除いた競技打数記入欄 2 0 4が設けて ある。 これらの左右の矩形に囲まれる募線の下には, 競技者の署名欄及びマーカー署名欄 2 0 5 , 2 0 6 が設けられている。
[0347] 上記の構成に示されるスコアカードによれば、 前 記のゴルフ場の競技結果を漏れなく書き記すことが できる。 。
[0348] 第 1 3 7図には、 9つのゴルフコースを、 アウ ト コース 4、 イ ンコース 5 の 2つのグループに分けて 使用する ミ二ゴルフ競技場で用いる他のスコァカ一 ドを示している。
[0349] 第 1 3 7図に示すスコアカード 2 0 7 は横書き用 の募線が引かれている。 このスコアカー ド 2 0 7 については、 例えば少な く とも縦 1 O cnu 横 2 0 cmの辺を有する紙やプラス チック板等に募線が引かれる。
[0350] このスコアカー ド 2 0 7 の長手方向の辺を上下端 とし、 他の 1組の辺を左右端とする。 この長手方向 の上辺の上端近傍左側に競技者名を記入する欄 2 0 8を矩形に形成する。 上端近傍右側には競技を行つ た月日を記入する日付欄 2 0 9が設けられている。 そして、 この競技者名及び日付を記入する欄 2 0 8 > 2 0 9の下側に縦方向 (短い辺の側) 約 6 cm、 横方 向 (長手方向) 約 2 0 onの範囲で矩形の鄴線が引か れており、 この鄞線には各記入項目、 例えば各ホー ルの番号を示す欄 2 1 0、 性別によるティーグラウ ン ド 2 , 4からグリーン 3上のカ ップまでの距離を 示す欄 2 1 1 , 2 1 2、 ハンディ キャ ップ 2 1 3、 基準打数 (パースコア) 2 1 4や巡回したラ ウ ン ド の同伴競技者のスコア記入欄 2 1 5がそれぞれ設け られている。
[0351] この各記入欄の募線のなかでも、 特に縦方向の募 線で 4番ホールの赛線の隣りにァゥ トの欄 2 1 6を 設けて 5番ホール以降の各薪線とは区別できるよう に 2重の募線が引かれている。 これは 4番ホールま ではァゥ トコースを示すものである。 そして 9番ホ —ルの募線の隣りにはィ ンの欄 2 1 7を設けて 5番 から 9番までイ ンコースであるこ とを示している。 このイ ンの欄 2 1 7 は雾線が二重に引かれて引き立 つよう に形成されている。
[0352] 上記項目を示す鄞線の下方には、 競技者確認署名、 マーカ確認署名の記入欄 2 1 8、 2 1 9が設けられ ている。
[0353] 第 1 3 8図に示すスコアカード 2 2 0 は例えば縦 2 0 cm . 横 1 5 cmの側辺を有する紙や板等に暴線が 引かれている。 このスコアカード 2 2 0の長手方向 の辺を左右端とし、 他の 1組の辺を上下端とする。 この長手方向の左右辺の下端近傍左側に競技者名、 同伴競技者名及び競技年月日を記入する欄 2 2 1 , 2 2 2 , 2 2 3が設けられている。
[0354] この各欄の上方には、 矩形の募線が 2っ 画成さ れている。 上方の側にある矩形には、 各項目を記入 するための募線が引かれている。 例えばホールの番 号を示す欄 2 2 4 は 4番ホールまでのァゥ トコース が記載され、 これらの各ホールの欄 2 2 4以外にも ハンディキヤ ップ記入欄 2 2 5、 性別による距離を 示す欄 2 2 6 , 2 2 7、 及び基準打数 (パースコア) の欄 2 2 8が予め記入され、 競技者及び同伴競技者 名の記入と競技スコアの記入欄 2 2 9が設けられて いる。 この矩形の募線とは別個の下方に描かれる矩 形には上方の矩形とほぼ同様に各項目がそれぞれ設 けられている。
[0355] 例えば、 ホールの欄 2 2 4 は 5番ホールから 9番 ホールのイ ンコースが記載され、 これらの各ホール のハンディ キャ ップの記入欄 2 2 5、 性別による距 離を示す欄 2 2 6 , 2 2 7及び基準打数の欄 2 2 8 が予め記入されており、 競技スコアの記入欄 2 2 9 が設けられている。 また、 前記のァゥ トコ一スと合 計した基準打数 2 3 0が表されている。
[0356] このスコアカー ド 2 2 0 は、 イ ンコースの 4 ホー ルとァゥ トコースの 5ホールが別個の矩形にそれぞ れ分割して大きな記入欄で形成されている。 このた め、 プレー中での記入を誤ることなく容易に行え、 しかも例え誤記があっても訂正するためのスペース が充分確保されている。 また、 ホール数が一般のゴ ルフ場でのハーフコースに当たるために、 う っかり スコアの記入を忘れたりわからなく なる等という競 技会ではてはならないスコアの申告ミスが激減する。 第 1 3 9図、 第 1 4 0図には、 3つのゴルフコ一 スを使用する本発明のミニゴルフ競技場で用いるス コアカー ドの一例を示している。
[0357] 第 1 3 9図に示すスコアカー ド 2 3 1 は横書きの 鄞線が引かれている。 このスコアカー ド 2 3 1 につ いては、 例えば少な く とも約 1 0 cin、 横約 2 0 cmの 各辺を有する紙やプラスチック板等に鄞線が引かれ ている。
[0358] このスコアカー ド 2 3 1 の長手方向の辺を上下端 とし、 他の 1組の辺を左右端とする。 この長手方向 の上辺の上端近傍の左側に競技者名を記入する欄 2 3 2を矩形の募線で形成する。 上端近傍右側には競 技を行った月日を記入する日付記入欄 2 3 3が設け られている。
[0359] そして、 この競技者名及び日付を記入する欄 2 3 2 , 2 3 3の下側に縦方向 (短い辺側) 約 6 cm、 横 方向 (長手方向) 約 2 0 cmの範囲で矩形の募線が引 かれており、 この募線には各記入事項、 例えばホー ルの番号が記入れている欄 2 3 4、 性別によるティ 一グラウン ドからグリーン上のカ ツプまでの距離を 示す欄 2 3 5 , 2 3 6 、 ノヽンディ キャ ップの攔 2 3 7、 基準打数 (バースコア) の欄 2 3 8やラウ ン ド の実際のスコァ記入欄 2 3 9がそれぞれ設けられて いる。 この各記入事項の薺線のなかでも特に縦方洵 の雾線で 3番ホールの募線の隣りにァゥ トの欄 2 4 0を設けて 4番ホールとは容易に区別できるように 二重の募線が引かれている。 これは 3番ホールまで ァゥ トコースであることを示すものである。 そして 6番ホールの募線の隣りにはセンタ一の欄 2 4 1 を 設けて 7番ホールと容易に区別できるように二重の 募線が引かれている。 これは 4番ホールから 6番ホ ールまでセンターコースであることを示すものであ る。
[0360] さらに、 9番ホールの募線の隣りにはイ ンの欄 2 4 2を設けて、 7番ホールから 9番ホールまでイ ン コースであることを示すものである。 このイ ンの欄 は二重の鄞線が引かれ引き立つように形成されてい o
[0361] 上記の各事項を示す赛線の下方には競技者確認署 名欄 2 4 3、 マーカ確認署名の記入欄 2 4 4が設け られている。
[0362] 第 1 4 0図に示すスコァカード 2 4 5 は縦約 2 0 cm、 横 1 5 cmの各辺を有する紙や板等に募線が引か れている。 このスコアカー ド 2 4 5の長手方向の辺 を左右端とし、 他の 1組の辺を上下端とする。 この 長手方向の左右辺の下端近傍左側に競技者名、 同伴 競技者名及び競技年月日を記入する欄 2 4 6 , 2 4 7 , 2 4 8が設けられている。 この各欄 2 4 6 , 2 4 7 , 2 4 8の上方には矩形の鄞線が画成されてい る。 この募線には各ホールを示す欄 2 4 9、 ハンデ ィキヤ ッブを示す櫊 2 5 0、 性別によるティーグラ ゥ ン ドからグリーン上の力 ップまでの距離を示す欄 2 5 1 , 2 5 2、 基準打数 (パ一スコア) の欄 2 5 3、 競技者及び同伴者名の実際のスコア記入欄 2 5 4等が画成されている。 これらの各欄で 1番ホール から 3番ホールまでをァゥ トコースとしてァゥ トの 欄 2 5 5を設け、 4番ホールから 6番ホールまでを セ ンターコースと してセ ンターの欄 2 5 6 を設け、 7番ホールから 9番ホールまでをィ ンコースとして、 ィ ンの欄 2 5 7を設けて 3つのホールから 9 ホール を作り上げる。 これらのホールのスコアを区別し易 いように、 このアウ トの欄 2 5 5、 センターの欄 2 5 6、 イ ンの欄 2 5 7 は二重線を引いて一目で見分 けられるようにしている。
[0363] 上記の 9 ホールのコースを 1巡りすると 1 ラウ ン ドが終了するために、 スコアカード 2 4 5のスコア 記入欄が大き く取れるためスコア ミスや誤記の訂正 等が容易に行えて見た目にすっきり としたスコア力 ード 2 4 5 となる。
[0364] 第 1 4 1図に示すスコアカー ドは、 上記第 1 3 6 図に示すスコアカー ドと類似しているが、 アウ トコ 一スとィ ンコースの数が相違している。
[0365] 第 1 4 1図に示すスコアカー ド 2 5 8 は紙や合成 樹脂板等の板状体 2 5 9に募線を引いて表示されて いる。 例えば、 縦約 1 4 cm、 横約 2 4 CBIの矩形の板 状体 2 5 9に競技者名を縦方向に順次並べて競技打 数を横方向へ記入する横書きのスコアカー ドでは、 板状体 2 5 9の最上部分の左側にまず競技年月日の 記入欄 2 6 0、 同じく最上部分の右側端部近傍に生 年月日及び性別記入欄 2 6 1が設けられてある。
[0366] そして、 この板状体 2 5 9の主要部分を左右に大 き く分けるように左及び右に矩形状に包囲する募線 2 6 2 , 2 6 3が引かれてある。 この 2つの矩形状 の鄞線 2 6 2 , 2 6 3の例えば左側には 4つのホ一 ルの競技を記録する記入欄が設けられる。 この矩形 状の募線 2 6 2の最上段には各ホールの表示欄 2 6 4が設けられ、 最上段の下の段及びその次の下段に は、 グリ ーンからバッ クティ ーグラウ ン ド及びフロ ン トティ ーグラウ ン ドまでの距離を表示する表示欄 2 6 5 , 2 6 6である。 この距離表示の欄 2 6 6 の 下段は、 各ホールの基準打数の表示欄 2 6 7が設け られてある。
[0367] そして、 この基準打数表示欄 2 6 7 の下段は、 各 競技者の氏名記入欄 2 6 8及び各ホールでの競技打 数記入欄 2 6 9が画成されている。
[0368] この競技打数記入欄 2 6 9 は、 例えば破線 2 7 0 による拼目を設けてあり、 この汧目の数は基準打数 の 2倍に 1つ多い数に画成されている。 そして、 こ の析目が多くて競技打数記入欄 2 6 9に収ま らない 場合には、 瞵接する競技打数記入欄 2 6 9 との空い た部分を組み合わせるようにして画成されてある。 つまり、 基準打数が 5打数の場合の競技記入欄 2 6 9 は 1 1個の析目が画成され、 基準打数が 4打数 の場合の競技打数記入欄 2 6 9 は 9個の拼目が画成 される。 同一の大きさの汧目では競技打数記入欄 2 6 9 2から f升目 1個分が不足するために、 1個分余 つている基準打数が 5打数の競技打数記入欄 2 6 9 を充てる こ とによって過不足な く 統一できる。
[0369] この競技打数記入欄 2 6 9 の右端部分は、 4 ホー ルまでの競技打数の合計を記入する合計欄 2 7 1 に 画成されている。
[0370] 一方、 板状体の右側に設けられた矩形状に囲まれ た募線 2 6 3の最上段には左端の募線 2 6 2 と同様、 各ホールを表示する表示欄 2 7 2が画成され、 この 最上段の右側端には、 縦方向にィ ンコースでの トー タル打数記入欄 2 7 3を前記ァゥ トコースとィ ンコ —スとの合計した総合打数の記入欄 2 7 4及びハン ディ キヤ ップ記入欄 2 7 5、 競技者順位記入欄 2 7 6が面成されている。
[0371] そして、 基準打数の欄 2 7 7の下は、 各競技者の 各ホールでの競技打数を記入する櫬 2 7 8が設けら れ、 前記同様破線 2 7 9による拼目が設けられてい る。
[0372] 上記板状体の左右にある 2つの矩形状に包囲され た募線 2 6 2 , 2 6 3 の下段には、 競技者署名欄 2 8 0及び競技打数確認者名記入欄 2 8 1が設けられ てある。
[0373] 上記のように、 基準打数の 2倍に 1つ多い数の競 技打数記入櫃を設けておく と、 例えば競技時間を短 縮するために、 あるホールで基準打数の 2倍の打数 を越えた場合には、 自動的にその時点でそのホール での競技は中止となり、 スコアは基準打数の 2倍に 1打多い打数が記録となる、 というように競技する ことができる。
[0374] 第 1 4 2図は、 上記第 1 3 9図に示すスコアカー ドに類似している。
[0375] 第 1 4 2図において、 スコアカー ド 2 8 2 は前記 のスコアカー ド 2 5 8 と全体の形状はほぼ同様の板 状体で形成されており、 この板状体に画成する募線 は全体的にスコアカー ド 2 5 8 と等し く各ホールで の競技打数記入欄 2 8 3 の配置が若干変更されてい る。 つまり、 1 ホールから 3ホールまでの競技打数 記入欄 2 8 3の次には、 これら 1 ホールから 3ホ一 ルのァゥ トコースの合計打数の記入欄 2 8 4が設け られ、 次に 4ホールから 6ホールまでの競技打数記 入欄 2 8 3の次にはこれら 4ホールから 6ホールの センターコースの合計打数の記入欄 2 8 5が設けら れている。 そして 7ホールから 9 ホールまでの競技 打数記入欄 2 8 3の次にはこれら 7ホールから 9ホ 一ルのィ ンコースの合計打数の記入欄 2 8 6が設け られている。
[0376] なお、 上記第 1 4 1図及び第 1 4 2図に示すスコ ァカー ドは、 9ホールもしく は 3ホールを 9 ホール に形成するゴルフコースでの使用について説明した 力、'、 上記のゴルフコース以外にも従来のゴルフコー スでも使用することができる。
[0377] また、 上記実施例に示したスコアカー ドの競技打 数記入欄 2 6 9を破線 2 7 0で画成した析目で示し たが、 拼目以外にも各種の形状に形成することがで きる。 例えば八角形 (第 1 4 3図) 、 菱形 (第 1 4 4図) 、 円形 (第 1 4 5図) 、 扇形 (第 1 4 6図) 、 半円弧状 (第 1 4 7図) 等を分割した任意形状の輪 郭に酉成した図形に形成することができる。 また、 上記の競技打数記入欄への打数の記入形祅は〇、 X、 一、 ノ等どのような形状でもよく、 特にショ ッ トと パッティ ングの記入形状を変えることによって各ホ ールでの競技がどのようであつたかをスコアカード を見ただけで再現することができる。
[0378] 上記のように競技打数記入欄を形成したので、 ゴ ルフのスコアを数字以外にも図形や模様及び記号で 記入することが可能となり、 しかも例えば競技中で も記入できるので、 記入漏れや誤記及び記入ミスが 発生し難く、 一目瞭然にスコア (競技の結果) の計 箕ができるスコア力一ドを提供することが可能であ る Λ 産業上の利用可能性
[0379] 以上、 詳細に説明したよう に本発明のミニゴルフ 競技場によれば、 造成面積を節約でき る飛距離の短い簡易ゴルフにも充分に使用でき維持 費が安く、 造成や撒去が容易で安価に行えてしかも 多量の農薬を使用しないために環境汚染の問題が発 生することの無いミ二ゴルフ競技場を提供するこ と が可能となる。
[0380] また自他の認識が容易に行えてしかも飛距離の延 びないゴルフボールにより、 紛失や盗難の機会が極 めて少な く、 加えて水に浮く のでロス トボールによ る損失の無いゴルフボールを提供することができる < さらに、 簡単に記入でき、 記入ミ スの少ないス コ ァカー ドを提供することが可能となる。
[0381] そして、 上記の各効果によって年令や性別を問題 にすることなく誰にでも容易で短時間に、 しかも安 価で気楽にプレーすることのできるゴルフを提供す ることが可能となる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 面
1 . 複数のティーグラウ ン ドとそれに対応した複 数のホールを有するバッティ ンググリーンを具備す る複数のゴルフコース、 該ゴルフコースは、 ロ ング コース、 ミ ドルコース及びショ ー トコースを舍み、 それぞれのゴルフコースはァゥ トコ一ス、 ィ ンコー スも く しはセンターコースと して複数回使用され、 かつ各ゴルフコースの各基準打数欄に対応したスコ ァ記入欄を有し、 該スコア記入欄は各コースをァゥ トコ一ス、 イ ンコースも く しはセンターコースとし て使用する場合に対応して複数組設けられているス コアカードを用いて競技を行う ことを特徴と'する ミ 二ゴルフ競技場。
2 . 上記ゴルフコースの総数は 9 コースであり、 4 コースからなる第 1 グループと 5 コースからなる 第 2 グループとに分割し、 前記第 1 グループを 2つ のロ ングコースと 2つのミ ドルコースとで構成し、 前記第 2 グループを 3つのミ ドルコースと 2つのシ ョー トコースとで構成し、 各コースにはそれぞれ 2 つのティ ーグラウ ン ドとこれに対応した 2つのホー ルを有するパッティ ンググリーンを有する請求項 1 に記載のミニゴルフ競技場。
3 . 上記ゴルフコースの総数は 6 コースであり、 それぞれ 3 コースからなる第 1 グループと第 2グル —プに分割し、 各グループをロ ングコース、 ミ ドル コース及びショー トコースで構成し、 各コースにそ れぞれ 3つのティーグラウ ン ドとこれに対応した 3 つのホールを有するバッティ ンググリーンを有する 請求項 1 に記載のミニゴルフ競技場。
4 . 上記ゴルフコースの総数は 3 コースであり、 ロ ングコース、 ミ ドルコース及びシ ョ ー ト コースに はそれぞれ 3つのティーグラウ ン ドとこれに対応し た 3つのホールを有するパッティ ンググリーンを有 する請求項 1 に記載のミ ニゴルフ競技場。
5 . 上記ゴルフコースの総数は 4 コースであり、 ミ ドルコースは、 両端に第 1 のティーグラウ ン ドと 第 1 のバッティ ンググリーンを有し、 その間に第 2 のティーグラウ ン ドと第 2 のバッティ ンググリ ーン を設けた請求項 1 に記載のミ二ゴルフ競技場。
6 . 上記バッティ ンググリーンは、 透水性のある シー トに多数の毛足を植え付けた芝部と、 該芝部の 下に積層され多数の気泡を有し厚さ方向の外力が作 用した場合に速やかに変形しかつ緩慢に元の形状に 復元する性質の発泡樹脂材料を透水可能な構造に形 成した復元性部材と、 該復元性部材の下に積層され 透水性及び耐腐食性のある合成樹脂マツ ト とを備え た人工芝を有し、 その下に人工芝を透過した水を集 めるための集水部と、 排水を外部へ排出する排出管 を具備する請求項 1 に記載のミ二ゴルフ競技場。
7 . 上記バッティ ンググリーンは、 中央部に形成 したカ ップ用の穴、 該カ ップ用の穴より下方にかつ 同心に形成した旗立て用の子穴、 所定の高さを有し 上記カ ップ用穴の周囲に所定の広さを有し、 表面に 芝を貼り付けるようにした平面部を具備する中心部 材と、 該中心部材の高さを最大高さとし半径方向外 側に向けて次第に該高さが低くなるよう斜面が形成 され、 互いに連結されて前記中心部材を隙間なく囲 繞できるように複数に分割され、 前記斜面に芝が貼 付されるようにした斜面形成部材とを備え、 上記中 心部材と斜面形成部材を組立分解自在に構成されて いる請求項に記載のミ二ゴルフ競技場。
8 . 上記ゴルフコースは、 ハザードを有し、 該ハ ザードは土囊を積み上げて種々の形状のループ找に 形成された隆起部と、 該隆起部の外側と内側にわた つて被せられた人工芝シー トと、 該隆起部で面まれ て形成された凹陥部を具備する請求項 1 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
9 . 上記ハザードは、 上記凹陥部に砂を入れたバ ンカーである請求項 8 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
10. 上記ハザードは、 上記人工芝シー トを防水性 シー トで構成し、 かつ上記凹陥部に水を収納した池 である請求項 8に記載のミ二ゴルフ競技場。
11. 上記ゴルフコースは、 地盤に複数の保持部材 を載置し該保持部材と隣接する他の保持部材との空 隙部分に連続気泡を有する発泡体を充塡し、 該発泡 体及び前記保持部材の上に土砂、 芝生もしく は人工 芝を積層して構成されている請求項 1 に記載のミニ ゴルフ競技場。
12. 上記バ ッテ ィ ンググリ ーンは、 ノ、' ッ テ ィ ング の最後の 1打を打たなくてもよいとされる範囲を示 す所定の直径の円形に形成された 0 Kゾーンを有し, 該 0 Kゾーンは地面に着脱自在に設けられている請 求項 1 に記載のミニゴルフ競技場。
13. 上記 0 Kゾーンは、 ゴルフボールが落下した ときあまり大き く弾まない反発特性を有する材料で 所定の厚さに形成された本体と、 該本体の中央部に 固定されホールと旗立て穴を形成したカ ップと、 該 カ ップと上記本体の下部を支持するように固定され たカバ一部材と、 上記本体の上部を覆って固定され た人工芝を備えている請求項 1 2に記載のミ ニゴル 競技場。
14. 上記 0 Kゾーンに着脱可能な蓋体を有する請 求項 1 2に記載のミ二ゴルフ競技場。
15. 上記蓋体は、 ゴルフボールが落下したときあ まり大き く弾まない反発特性を有する材料で所定の 厚さに形成された本体と、 該本体の少な く とも 1箇 所に固定された手かけ部材と、 該本体の下部を支持 するように固定されたカバー部材と、 前記本体の上 部を覆って固定された人工芝を備えている請求項 1 4に記載のミ二ゴルフ競技場。
16. 上記 0 Kゾーンは、 バッティ ンググリーン上 に複数設けられ、 ほぼ中央にホールを有し、 該ホ一 ルに着脱可能な蓋体を有する請求項 1 2に記載のミ 二ゴルフ競技場。
17. 複数のティ 一グラウン ドとそれに対応した複 数のホールを有するパッティ ンググリーンを具備す る複数のゴルフコース、
該ゴルフコースは、 ロ ングコース、 ミ ドルコース 及びシ ョー トコースを舍み、 それぞれのゴルフコ一 スはァゥ ト コ一ス、 ィ ンコースも し く はセ ンターコ ースと して複数回使用され、
上記ゴルフコースにおいて使用するよう飛距離を 短く したゴルフボール、 及び上記各ゴルフコースの 各基準打数欄に対応したスコア記入欄を有し、 該ス コア記入欄は各コースをアウ トコース、 イ ンコース もしく はセ ンターコース として使用する場合に対応 して複数組立設けられているスコ ア力一ド
を用いて競技を行う ことを特徴とする ミニゴルフ 競技場。
18. 上記ゴルフボールは、 表層部、 中間層部及び 中心部の 3層構造に形成され、 該表層部はゴム と充 塡剤を舍む公式のゴルフボールと同一の組成物で作 られ、 前記中間層部は上記表層部の組成物より比重 が大き くかつより軟質の組成物で作られ、 中心部は 中空に形成されている請求項 1 7 に記載のミ ニゴル フ競技場。
19. 上記ゴルフボールは、 表層部、 中間層部及び 中心部の 3層構造に形成され、 該表層部はゴム と充 塡剤を舍む公式のゴルフボールと同一の組成物で作 られ、 前記中間層部は上記表層部の組成物より も比 重が小さ くかつより軟質の組成物で作られ、 上記中 心部は上記表層部の組成物より も比重が大き くかつ
1
より硬質の組成物で作られ 1て 1 いる請求項 1 7に記載 の ミ ニゴルフ競技場。
20. 上記ゴルフボールは、 表層部、 中間層部及び 中心部の 3層構造に形成され、 該表層部はゴム と充 塡剤を舍む公式のゴルフボールと同一の組成物で作 られ、 前記中間層部は上記表層部の組成物より も比 重が小さ くかつより軽量の組成物で作られ、 上記中 心部は上記中間層部の組成物と同一の組成物または 上記中間層部より も比重が小さ くかつ軟質の組成物 で作られている請求項 1 7 に記載のミニゴルフ競技
21. 上記中間層部は、 軽量の発泡材で構成されて いる請求項 2 0 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
22. 上記ゴルフボールの全体の比重は 1未満であ る請求項 2 0に記載のミ二ゴルフ競技場。
23. 上記ゴルフボールは、 中心部で互いに直交し、 かつ一表面から他表面に抜ける 3本の貫通孔を有し、 112 該賃通孔の側壁は表面から上記中心部に近づく につ れて拡がるテーバ面に形成されている請求項 1 7 に 記載のミニゴルフ競技場。
24. 上記ゴルフポールは、 球状の表面と、 該表面 に外形輪郭が任意形状の底面を有する複数の凹部を 有し、 該凹部の底面と上記表面の間には、 該凹部の 断面輪郭形祅が略台形になるように、 上記底面を囲 繞する側面が形成されている請求項 1 7 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
25. 上記ゴルフボールは、 球状の表面と、 該表面 に外形輪郭が任意形状の上面を有する複数の凸部を 有し、 該凸部の上面と上記表面の簡には、 該凸部の 断面輪郭形状が略台形となるように、 上記凸部を囲 繞する側面が形成されている請求項 1 7に記載のミ 二ゴルフ競技場。
26. 上記ゴルフボールは、 上記表面に外形輪郭が 任意形状の上面を有する複数の凸部を有し、 該凸部 の上面と上記表面の間には、 該凸部の断面輪郭形状 が略台形となるように、 上記凸部を囲繞する側面が 形成されている請求項 2 4 に記載のミ二ゴルフ競技
27. 上記ゴルフボールは、 軟質ゴム、 軟質プラス チック、 発泡ポリ ウ レタ ン、 その他の材料で球体に 形成し、 該球体の表面に飛距離を抑制するのに適す る形状の凹陥部を形成している請求項 1 7に記載の ミ ニゴルフ競技場。
28. 上記ゴルフボールは、 表層部を中実のブラス チックで形成し、 中心部を発泡合成樹脂で形成して いる請求項 2 7 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
29. 上記ゴルフボールの凹陥部は、 球体の表面の 全域にまたがるように形成した凹条である請求項 2 7 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
30. 上記ゴルフボールは、 少なく とも 1箇所に、 ゴルフティーに形成した特起に係合する子穴を有す る請求項 1 7に記載のミ二ゴルフ競技場。
31. 上記ゴルフボールには、 該ゴルフボールがい かなる姿勢にあるときであつても模様を認識できる よう、 表面に任意図形の模様が表示されている請求 項 1 7 に記載のミ 二ゴルフ競技場。
32. 上記ゴルフコースの総数は 9 コースであり、 各コースをアウ トコース、 イ ンコースに分け、 スコ ァカー ドは、 上記各コースのスコアを記入欄を区面 して設けてある請求項 1 に記載のミ二ゴルフ競技場,
33. 上記ゴルフコースの総数は 3 コースであり、 各コースをア ウ ト コース、 セ ンターコース、 イ ンコ ースにそれぞれ 3回使用し、 スコ アカー ドは上記各 コースのスコ ア記入欄をそれぞれのコースに区画し て設けてある請求項 4 に記載のミ二ゴルフ競技場。
34. 上記スコ アカー ドのスコ ア記入欄は、 複数の 析目もしく は任意形状の輪郭に画成した図形で構成 114 されている請求項 1 に記載のミ二ゴルフ競技場。
35. 上記拼目の数もしく は図形の画成数は、 基準 打数の 2倍より も 1つ多い数である請求項 3 4に記 載のミニゴルフ競技場。
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